ゴルフクラブと年齢
ゴルフは年齢に関係なくできるスポーツと言われています。
年齢的にはシニアと呼ばれてもおかしくないジャンボ尾崎こと尾崎将司が国内レギュラーツアー史上初めて年齢以内の打数で回る「エージシュート」を達成したことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
ゴルフをプレーするには、年齢に応じたゴルフクラブ選びが必要になります。
実際のところ、年齢に応じて、どのようなゴルフクラブを選ぶべきだと思いますか。
ゴルフクラブというものはどれも同じように見えますが、よくよく比較してみると違いがすぐに見つかります。
ドライバーを選ぶ
まだ、年齢的に若いゴルファーならば身長に合わせたクラブの長さとライ角度を調整しましょう。
自分の体力に合わせて、シャフト重量を選択しましょう。シャフトは初心者の場合は、少し柔らかめのカーボンシャフトでも良いでしょう。
初心者が自分だけでゴルフクラブを選ぶのはなかなか難しいことですから、先輩ゴルファーやゴルフショップのスタッフの意見を参考にしてゴルフクラブを選ぶと良いでしょう。
中年シニアのゴルフクラブ
中年と呼ばれる年代になると、シャフトの重量を少し重くすると良いでしょう。
体力レベルよりも重いゴルフクラブを選びます。具体的には、ウッドなら60~80g、アイアンなら80~120g程度でしょう。シャフトは癖のない柔らかなものをセレクトしましょう。
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60歳以上のシニアと呼ばれる年代になっても元気にゴルフをプレーし続けている人は以前よりも多くなりました。
しかし、若い時のような体力や腰の切れはもう期待できません。この点はゴルフクラブを選ぶときにも十分自覚する必要があります。
昔から使ってきたゴルフクラブがあれば、それを使い続けることもひとつの方策です。
しかし、年齢とともに体が固くなってきますから重いシャフトのゴルフクラブに変更した方が、スムーズなゴルフスイングができるかもしれません。
シニアになると思った程ボールが飛ばないこともあるでしょうが、それは年齢的な衰えと割り切って、ゴルフプレーを楽しむことが大切です。
50歳も目前に迫り、ドライバーをこれまで使っていたパーシモンのスチールシャフトから、最新の軽量タイプのものに替えたら方向性が不安定になり飛距離を落ちてしまったという人がいることは事実です。
パーシモンのヘッドでスチールシャフトという組み合せは、言ってみればもっとも重いゴルフクラブに分類されるものでしょう。一般的には、360~380グラムくらいでしょうか。
そこから急に軽量のゴルフクラブにしたとすると、極端に軽く感じすぎてスイング軌道が不安定になるのはある意味で当然のことでしょう。
ミート率が下がるから方向性も良くなりません。飛距離に関しても今までのように重いゴルフクラブを振り上げる感覚でバックスイングしても、軽いがためにすぐにトップ・オブ・スイングにまで達してしまうでしょう。
このため、体が十分回転しない段階でダウンスイングに移行している可能性は高いと思われます。ゴルフクラブを急激に軽くせず、いったん320グラム前後の重さで、長さも43.5インチ前後のドライバーにしてゴルフスイングのタイミングを調整してみましょう。
また、クラブヘッドの大きさもパーシモンから現在の250にクラスにまで一気にすると、インパクトでフェース向きを合わせるのが相当難しく感じるでしょう。230㏄以下程度の小さめのチタンヘッドを選ぶことも考えた方がいいかもしれません。
シニアとゴルフクラブ
ゴルフは子供からシニアに至るまで幅広い世代で楽しめるスポーツです。
そのため、ゴルフクラブを選ぶ方にも年齢にふさわしいクラブ選択をすることが大切です。
小さな子どもの時には体も小さいですからジュニア世代用のクラブセットを用意しますが、反対に中高年以上のシニアになると体力の衰えが見え始めて、若い時のようなゴルフクラブで若い時のゴルフスイングをそのまま続けることは困難になってきます。
こうした理由から、シニア世代になると自分の体力やパワーの現状をよく知った上でゴルフクラブを選択することが重要になってきます。
シニアとゴルフクラブについて
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ゴルフの特徴の一つはシニアになっても楽しむことができるスポーツであることです。そのため、各ゴルフクラブのメーカーはシニア世代を意識した専用のゴルフクラブも販売しているのです。
では具体的に年齢によるゴルフクラブの選び方とはどういった点に注意すれば良いのでしょうか。
シニアになって体力が衰えてくると、若い時のような力強いスイングは当然無理なことになります。
そこで、重たいシャフトのクラブを採用することで、ゴルフクラブ自体が持つパワーを活用してボールを遠くまで飛ばすという考え方をとるという考え方が生まれました。
しかし、「いやいや違うよ」と言う考え方があることも確かです。非力になってドライバーを振り回したくないシニアにとっては軽い方が間違いないという意見です。
真っ向から対立するこの考え方に関しては、やはり最終的には自分で試打してみた決めるしかないのではという話に落ち着くことでしょう。
年齢に応じたゴルフスイング
また、年齢と共に悲しいことではありますが体が硬くなってしまいます。
そのため、腰の回転運動を使ったスイングが難しくなります。自分の今の体力に合わせたクラブ選びが大切になるのです。
ただし、シニアでも若い時はハイスコアをマークしていたようなゴルファーの場合は経験を生かしたゴルフスイングもできます。
いずれの場合でも、自分で実際に試し打ちをしてみて、スムーズにスイングできるようであれば、それが今の自分にとって一番良いゴルフクラブだと言えるでしょう。
ゴルフクラブには種類も豊富にあり、自分の技術力や体力にマッチした選定をすることが年代にかかわらず大切なポイントです。
体の衰えを実感するようなシニアになったならば、潔く今の自分の力を認めてゴルフクラブを変更するのが賢い方法とも言えるでしょう。
若い時代からゴルフに慣れ親しんでいるプレーヤーであれば、そのことが良くわかっているはずです。
健康はゴルフというスポーツを通じて保つことができます。シニアになっても変わらずにゴルフをエンジョイしたいものです。
ゴルフクラブメーカーの認識
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シニア用のゴルフクラブをメーカーはどのように認識しているのでしょうか。
メーカーの考えるシニア像のイメージはヘッドスピードが遅くてスライサーのタイプです。
しかし、ミート率はある程度高いといったところかもしれません。
シニア用として販売されているゴルフクラブの多くは、こうした特徴を念頭に置いてシャフトは超軽量の先調子にして、ヘッドはかなりボールがつかまりやすい構造にしています。
しかし、自分をシニアとして意識し、最近は往年のヘッドスピードがなくなったと感じる50代の人であっても、それまでの生活環境から考えて今の20代の若者よりむしろ腕力はある可能性も高いでしょう。
また、ゴルフスイングする際に力まないためスライスもしない可能性もあるわけです。
そのため、安易にシニア用のゴルフクラブに手を出すとインパクトでヘッドが戻りきらずに大スライスになったり、それとは逆に左へヒッカケが出たりすることもあります。
パワーが以前よりも失われてしまったシニア用という考えが現実にはあまり存在しない仮初のシニアゴルファーを作り上げてしまっているとも言えるでしょう。
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