ゴルフ仲間

ゴルフクラブの選び方を、
このサイトで正しくマスターしましょう。
ゴルフプレーが楽しくなります。

シニア向けのゴルフクラブ

飛距離低下に悩むシニアゴルファー

若い頃は重いゴルフクラブをブンブン振り回して飛ばすこともできていたのに、近頃は思うように振れないといったシニアゴルファーは多いと思います。

とりわけホームコースをお持ちの方や、いつも出掛けるゴルフ場が決まっている場合は、「昔はこのバンカーをキャリーで越えていたのに、今ではバンカーにすら届かない」などの悲しい思いをしている人もいるでしょう。

ゴルフは一生楽しめる数少ないスポーツのひとつです。それだけに体力が衰えてくるのが飛距離という結果として見えてしまうのはどうしようもありません。

しかし、正しいクラブ選びをすれば、その飛距離の低下も最小限にとどめることはできない話ではありません。

ゴルフクラブ もちろん全盛期のような飛距離をいつまでもキープし続けることは無理ですが、がまんして昔飛ばしていたドライバーを使い、全盛期の自分と戦って大幅な飛距離低下を嘆くのは無謀なことです。

それよりも、今の自分に合ったクラブで同年代のゴルファーより飛ばして優越感を持った方が、何倍もゴルフを楽しめます。

そこで、早速そんなゴルフを長く楽しんでいるシニアゴルファーのためのゴルフクラブの選び方を説明していきます。

ゴルフを長年楽しんできて、飛距離低下に悩むシニアゴルファーの場合は、ミートする技術をある程度持っている方がほとんどだと思います。

この条件に当てはまるシニアゴルファーが大きなミスをする場合は、大抵飛距離を出そうする時であり、力んでいる時が多いはずです。

プロゴルファーでも力が入ればボールは曲げるのですから、どんなに経験を積んでいても「ここで一発飛ばしてやる!」とか「仲間に前のホールでオーバードライブされた」とか考えてしまえば誰もが力んでしまいます。

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さらに昔の飛距離をいつまでも追い求めているゴルファーほど、昔のままのハードな仕様のクラブを使っているので、余計に力んでしまって、ミスショットを引き起こしているのでしょう。

ゴルフの技術自体は十分にあるのですから、安定した飛距離が出せるクラブさえ使えば、力むことが減って、普段通りのスイングができてミスも減るでしょう。

この理想的な姿を実現させる意味からも、自分に合ったゴルフクラブ選びがどうしても必要なことです。

シニアゴルファーのシャフトの重さ

まず大切なのはシャフト選びです。どんなゴルファーもタイミング良くスイングできてミート率を高めるためにはシャフトの選択は重要なポイントです。

シニアゴルファーが本来持っているミート率を生かすためには、シャフトのマッチングが非常に重要なことになります。

キックポイントはもちろんのこと、タイミング良く力まないスイングを実現するためには、硬さと重さのバランスが大きなウエイトを占めてきます。

ゴルフクラブを選ぶ まずは今の自分に最適な重さを見極めることからスタートしましょう。昔は重いシャフトも苦もなく振れたというイメージが色濃く残っていて、なかなかシャフトを軽量化するのも勇気が必要かもしれません。

しかし、今の自分の体力よりハードな仕様のクラブを使っていては、一日のラウンド中にずっと同じタイミングでスイングをすることは難しいでしょう。

とは言っても、急に軽くし過ぎるのも、クラブヘッドの安定性が損なわれてミート率が下がってしまう危険性もあります。

さらに、力がなくても重いクラブの方が、安定して振れるというシニアゴルファーもいることは確かです。絶対に軽くすべきだと言っていうわけではありません。

一日のプレーを通してヘッドスピードを安定して維持できる重さを見極めて、疲れた状態でも最後までスムーズに振れるクラブを使うべきだということです。

シニアゴルファーのフレックス

次に硬さ(フレックス)の問題です。シャフトは柔らかい方が、しなる量が増えます。そのためクラブヘッドを加速させやすくなるのは間違いありません。

しかし柔らかすぎるデメリットとしてヘッドのブレが大きくなり、タイミングが外れた時にミスの幅が大きくなってしまうため、最適条件を見極めることが重要になります。

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ミート率の高いシニアゴルファーの場合、少し柔らか目かなと感じるくらいのフレックスがちょうど良いでしょう。

シャフトのしなり具合を体感出来てタイミングが取りやすくなって、その上シャフトのしなり効果で飛距離を稼ぐことが可能となるでしょう。

シャフトが柔らかい時にミスが大きくケースは、リキミのせいでクラブヘッドの軌道がブレた時なので、経験豊富なシニアならそうしたミスも出にくいでしょうから、安定して飛ばすことができるでしょう。

実際のところ、同じシャフトにしても純正シャフトとカスタムシャフトでは同じフレックス表記でも実際の硬さは同じではないと言われています。

およそ1フレックスぐらい違うと考えて、これまで純正シャフトを使用していて、カスタムシャフトに切り替える場合は、必ず試打してみて、しなり具合をチェックしてから決めるべきです。

シャフトの重さと硬さを見直すだけで、ゴルフクラブはかなりやさしいものに変わるでしょう。それはメンタル面にも効果が波及して、リキミや無理な強振を減らす効果も出てくるのです。

今でも頑張ってスイングすればいい当たりが出るけれけど少ししんどく感じてきたというシニアの場合は、重さ、硬さのどちらかをワンランク軽くするか、柔らかくするのが良いでしょう。

これまでのスイングのフィーリングを残しながら、やさしさだけをプラスする効果が期待できます。

クラブを長尺化してヘッドスピードを速くする

飛距離を維持する別な方法としては、クラブを長尺化してヘッドスピードを速くするという方法が考えられます。

確かにクラブを長くすれば短いクラブと比較して原理的にはヘッドスピードは速くなります。

ゴルフクラブを選ぶ その速くなった分のエネルギーをそのままボールに伝えることができれば、飛距離は伸びますが、そう単純なことではありません。長くなるだけミートすることが困難になってくるからです。

実は、長尺ドライバーを使って飛距離が伸びるタイプのゴルファーとほとんど効果がないゴルファーにタイプが別れます。

それはゴルフスイングのスタイルの違いによるものです。長尺を打ちこなせて効果が出るゴルファーは、トップ・オブ・スイングから切り替えしで積極的にタメを作らないタイプの人です。

タメが強い場合はクラブが長くなるぶん、ヘッドの戻りに遅れが出てしまい、これまでの自分のタイミングで打つとインパクトでヘッドが間に合わなくなってしまいます。

切り返しからタメをほとんど作らずに、なだらかにインパクトを迎えるスタイルのスイングをするゴルファーは長尺でも自分のタイミングで振ることが可能です。

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そのため、クラブが長くなる効果でヘッドスピードを効率良くボールに伝えやすいと言えるのです。

まずは自分が長尺のクラブの効果を生かせるゴルフスイングをしているかどうかを見極めることです。

具体的に見極めるには、専門家のアドバイスを受けることが一番ですが、難しい場合は試打することで解決しましょう。

通常の長さと長尺のクラブで打ってみて結果を比較して、自分のタイミングで振ってきちんとミートできるかで判断しましょう。

しっかりミートできたタイミングで飛距離が伸びているかをチェックして、結果が良好ならば長尺クラブに変えるという選択肢もあるでしょう。

皆が皆クラブを長くすれば飛距離が伸びるという単純なことではありませんから、その点だけは覚えておきましょう。

長尺ドライバーの難点

以上をまとめると、上手くボールにヒットさせられなくなるので長尺ドライバーには手を出さないほうが間違いないかと思います。ヘッドスピードが遅いシニアにとっては、アイアンクラブでもバックスピン量が不足するのでボールは上がらず飛距離も伸びなくなります。

現在、ショップなどで簡単に購入できるシニアゴルファー向けのアイアンは、以前の5番のロフト角が今の7番といっても構わないほどすべてロフトをこれでもかと立てたストロングロフトの仕様となっています。

ロフトが立ったタイプのゴルフクラブではボールが上がりにくくなる傾向は強くなります。そのため、パワーのないシニアゴルファーでは8番アイアン以下でないと本来の番手間がもつ飛距離の違いを出なくなっています。

ソールの幅が特別に広いアイアン

本来はゴルフメーカーが飛ばす目的でロフト角を立てたのですが、結果的に飛ばなくなるという現象に陥っているのです。

このような8番アイアン以上はどの番手のゴルフクラブを手にしても飛距離が変わらないという方は、ソールの幅が特別に広いユーティリティーの要素が強いアイアンクラブがお勧めできます。

ソール幅が通常のアイアンと比較して広いタイプのゴルフクラブは、フェース面からヘッドの重心が離れた深重心構造にっているため、インパクトでロフト角が大きくなるといった働きが期待できるようです。

結果的に、ボールが上がりやすくてキャリーを伸ばすことができるので、ボールが上がらずに飛距離で悩んでいたパワー不足のゴルファーにとっては飛距離アップする可能性が大いに期待できるのです。

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アイアンで深重心を実現するにはソールの幅を広いデザインにするのが一番有効な方法ですから、ソールの幅が広いアイアンほどボールが上がりやすいゴルフクラブであると思っても構わないでしょう。

パワーの不足しているゴルファーが飛ばすならワイドソールがキーワードということです。

ユ一ティリティー程度にソール幅があるアイアンクラブを選んでみましょう。

通常のアイアンからユーティリティー的なアイアンクラブに持ち替えたところ、ボールが上がって飛距離が出せるようになって以前よりもずっとゴルフをエンジョイできると喜んでいる方もいます。

パワーがなくてボールが飛ばないと悩んでいる方は、ドライバーでもアイアンでもボールの上がりやすいゴルフクラブを選びましょう。

ベテランゴルファーの場合、どうしても見栄を張りたい部分もありますから、自分から積極的にスペックをダウンしたがらない人が多いようです。

しかし、そうは言っても60歳が近づいてくると、体力に応じたスペックに切り替えることを考えはじめる人が増えます。

具体的には、シャフトのフレックスを下げたり、重さを軽くすることを真っ先に実行するようですが、それほど効果が出ないことも多いようです。

シニアに限らず女性ゴルファーにも共通しますが、パワーのないゴルファーが道具を軽くしてしまうと、ラフからどう打てばよいのかの対策がみつかりません。

ゴルフクラブを選ぶ ボールをラフから脱出させるパワーの出し方がなくなってしまいます。女性やシニアでも、振り切れる範囲で最大限に重くした方が良いとの考え方はここから生まれています。

実際のところ、振り切れる範囲の常識的なシャフト重量では、いくら軽くしてもヘッドスピードはほとんど上がってくれません。飛距離を出すためには、シャフトを長くすることが必要です。

長くするためにはその分軽くするという話ならまだわかりますが、ただ単純に軽くするだけでは、逆に重さを感じられなくなって振りにくくなる危険性まで隠れているのです。

さらに、シニアになると本当にパワーが不足しているのかという根本的な疑問も残ります。

シニアになってからゴルフを始めた初心者なら話は違いますが、長年スイングし続けてきたベテランゴルファーは足腰が少しくらい弱くなっても、クラブを振るスピードはそれほど落ちないようです。

逆にヘッドスピードが低下した分を重さで補えたらいいという発想も生まれてきます。

動きにくくなっている身体を、慣性の力で何とか動かしてあげるという考えです。

そのためには、フレックスを1ポイント下げてしなりを大きくし、重量感を強めたりする必要あるでしょう。

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ただし、シニアになってもスイングのテンポの早いゴルファーは、タイミングが狂わぬよう、硬めのままで良いでしょう。

アイアンは、使い慣れたタイミングで方向性さえ出せるのであれば、多少飛距離が短くなっても目をつぶるといった対応も必要となるでしょう。

飛距離の回復はウッド類を増やすことで対策して、アイアンは方向性で勝負という発想もベテランゴルファーらしくてゴルフを楽しみやすくするのではないでしょうか。

飛ばしたいシニアはFWの本数を増やす

ヘッドスピードが40m/sに達しなくなったシニアゴルファーの場合、飛距離アップは切実な問題と捉える人も多いかもしれません。

もっと飛距離が欲しいシニアにとって重要なポイントになるのは、非力な人が飛距離を伸ばすのに重要な要素のひとつである、ヘッドスピードとボールが上がりやすいモデルを選ぶことかもしれません。

ある程度のミート率がある安定したゴルファーであればドライバーのお勧めは、クラブでヘッドスピードのアップを狙える46~46.5インチの長尺仕様も捨てがたいところがあります。

一般的にやさしいといわれるアイアンクラブはロフト角が立っているので、ストロングロフトでも球の上がりやすい低重心モデルがアイアン選びの必須条件になるでしょう。

さらに大切なポイントとしてはフェアウェイウッド(FW)です。

まず思いつくのは短いユーティリティのほうが打ちやすそうということでしょうが、パワー不足に悩むシニアにとって、長いFWのほうがヘッドスピードは上がりやすくなって飛距離アップが期待できます。

ロングアイアンの代わりにUTをクラブセットに入れるという選択肢ではなく、7Wや9W、場合によってはそれ以上にロフト角の多いFWを入れたほうが絶対に結果は良くなると言い切る人もいるようです。

FWに苦手意識があるなら、練習を繰り返すことで何とか使いこなせるようになることが今後のゴルフ人生に好結果を招くことでしょう。


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ゴルフクラブ,パワー不足,シニア,ロフト角,スピン量

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