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ポケットキャビティ・キャビティバックの特徴

ポケットキャビティは、バックフェースのソール寄りの部分に肉厚を持たせて、そのフェース際をくり抜いてポケットの形状になっているアイアンのゴルフクラブのことです。

フェースから、より後方の部分に重量を置ける設計になっているので重心深度が深くなり、スィートエリアが広がる上に高い弾道が得られるというふたつの長所があります。

さらにこうした効果を高める目的で、フェースの素材としてチタンなど比重の軽い材質のものを用いたり、ソール後方に比重の重いタングステン合金を埋め込んだタイプのモデルもよく見かけます。

ポケットキャビティの形状の魅力

ゴルフクラブ ポケットキャビティの形状の魅力は、長い番手で高い球筋が打てる点です。ロフト角以上の高い球筋が確保できるため、飛距離性能が高まり、止まりやすさの面でも優れています。

重心深度が深いということは、重心角も大きくする効果があるので、つかまりやすさの向上にも寄与しています。

スィートエリアの広がりとの相乗効果で、曲がり具合が抑えられた高弾道を自然な感覚で容易に打つことのできるゴルフクラブだと言えるでしょう。

長い番手のアイアンクラブには、球筋の低さとボールの捕まりの悪さという欠点が付いて回るものです。

しかし、そうした問題点を払拭してくれるタイプなので、5番アイアンでもしっかりで飛ばしたい人にはオススメできるヘッド構造だと言えるでしょう。

ポケットキャビティの欠点

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もちろん、高弾道の打ち出しの性能が高い反面の欠点もあります。それはショートアイアンをラフで使う場合には注意が必要なことです。

スピンの解けた状態でフライヤーとなってしまい、驚くほど飛距離が伸びすぎてOBという可能性も出てきます。

また、コントロールショットで加減してヘッドスピードを抑えると、スピンも減り過ぎて、弾道の高さも保てなくなる関係上飛びすぎが出やすいものです。

そのため、結果が飛びすぎになってしまうリスクが生まれやすい点もデメリットと言えるでしょう。

長い番手のアイアンクラブ

ゴルフクラブを選ぶ しかし、中途半端なコントロールショットはせずに、常にフルスイングで使うと割り切ってしまえば、長い番手のアイアンクラブを容易に打ちこなせる魅力がメリットであるモデルなのは間違いありません。

ヘッド軌道の観点から見たスイングタイプ別に考えても、どのタイプでもほとんど問題にならず安心して使えます。

ポケットキャビティの場合は、上から打ち込む程度の少ない、払い打つ感覚のゴルフスイングとの相性が抜群のモデルと言えます。

また、重心深度の深さはスイートエリアのタテ方向も広くするので、上から入って打点が上下にブレることの多いアウトサイド・イン系のゴルフスイングにも対応してくれます。

また、ソール幅が広く滑りやすい特徴があるため、手前からヘッドが入りやすいインサイド・アウト系でも使いこなすのは比較的容易です。

このタイプのゴルフクラブは軽量シャフトと組み合わせが多く市販されているので、どちらのスイングタイプのゴルファーも、無理をせずに振れるシャフト重量とのマッチングを見つけることがゴルフクラブ選びの成功のポイントと言えるでしょう。

キャビティバックの特徴

アイアンのゴルフクラブのうち、「キャビティバック」について説明しておきます。

ポケットキャビティやマッスルバックとの違いを少し考えてみましょう。

キャビティバックはヘッドの周辺部を肉厚にして、センター付近を薄くしたタイプのことで、現在のアイアンクラブの中では最も一般的な形状と言えるでしょう。

スイートエリアはマッスルバックよりは広い分、やさしそうに感じるかもしれませんが、ポケットキャビティほどは広くない中間的なものです。

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飛距離性能や長い番手のゴルフスイングに関しては、確実にポケットキャビティのほうが性能に優れています。

逆に操作性やスピン量を確保しやすいという面からはマッスルバックに遠く及ばない存在であり、キャビティバックはどっちつかずの中間的なポジションです。

アイアンの役割、機能をしっかりと考え抜いてゴルフクラブ選ぶゴルファーからすれば、最も面白みのない個性が少ないタイプと呼ばれることもあるほどです。

しかし中には、目立った特徴がない点が好ましいと感じるゴルファーも多くいるのは確かです。

バランスが取れていて扱いやすい

ゴルフクラブを選ぶ 飛距離もある程度出て、操作性も悪くなく、やさしさもある程度満足できると考えるとバランスが取れていて扱いやすいと捉えるゴルファーも少なくありませんし、見た目も機能も悪くはありません。

たとえばラウンド中に、キャディさんや同伴プレーヤーにバッグの中を見られたとすると、マッスルバックがならば「きっと上級者だろう」「これでチョロはありえない」などと思われるのではと、変な意識が働くかもしれません。

逆にポケットキャビティが入っていれば「飛んで当たり前だ」と思われることに自分に対して後ろめたさを感じるかもしれません。

成績を何よりも重要視するアスリートゴルファーとは違って、友人や上司との接待ゴルフなどが普通の人にとっては、こういった気遣いのほうが精神的に負担に感じることも不思議ではありません。

さらにキャビティバックのメリットを想定してみるとしましょう。

おそらく多くのアベレージゴルファーはポケットキャビティを選択から外す時点でショートレンジの打ち分けを充実させたいと思っているのではないでしょうか。

ゴルフクラブ そこで、マッスルバックをセレクトしないでキャビティバックを選ぶ理由を考えてみると「スイートエリアが広くてやさしそう」ということに行き着くと思います。

ゴルフクラブは操作性がやさしいほど、パフォーマンスが十分に発揮できる傾向が強まります。

マッスルバックほどの操作性は求めないのであれば、次の目的として「外観上のやさしさ」を考えるのもさほど大きな間違いではないでしょう。

ここから先はゴルフクラブの選び方の問題です。5番アイアンをUTに置き換えてしまえば、マッスルバックのアイアンを使いこなせると考えることができるかです。

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この場合のポイントとしては、使い勝手はマッスルバックに似たものにしたいところなので、ストロングロフトは避けることにあります。

思い切って、5番アイアンを外してしてしまい、代わりにユーティリティにしてみるのも悪くない選択です。

この場合はマッスルバックより多彩なモデル数からゴルフクラブを選ぶことが可能になるので、より気に入ったクラブを選べるのも、キャビティバックのメリットかもしれません。

操作性の高さもロングアイアンの打ちやすさも求めないのであり、ユーティリティとのセッティンを考えると割り切れるのであれば、キャビティバックは選択肢の中に含まれてきます。

残る課題はロフトと、最適な重量にすることだけに気を配ったアイアン選びをするだけです。

キャビティーバックのライ角

キャビテイーバッグがアイアンの主流のひとつになってから、アイアンクラブは大型化し、性能も、形状もかなり変化してきました。

キャビテイーバッグは、背面のえぐれ具合が大きな設計になるほど、アイアンヘッドの周辺へと重量配分されるわけですが。そのためにスイートエリアは拡大して、扱いやすさで言えば格段にやさしくなってきたと言えるでしょう。

そして、各クラブメーカーでではさらにやさしいキャビティーの開発を考えてクラブヘッドを大きく設計する傾向が見られます。もちろん、スイートエリアがさらに大きくなることを狙ったものです。

大型化したクラブヘッドには実はライ角の重要性が密接に関レてんしてきます。

クラブヘッドが大型化すれば、シャフト軸線からヘッドの重心点までの距離つまり、重心距離が、他のタイプよりも長くなることを意味します。

重心距離が長くなったクラブヘッドは、短いヘッドより、ヘッドがスイング中に下向き動こうとする力が余計に生まれることになります。

これを、「トウダウン現象」と呼んでいますが、そのために従来と同じライ角でクラブを作れば、トウの部分が下を向きやすくなり、うまくクラブを振ることが難しくなる原因ともなっています。

そうしたことが言えるにもかかわらず、新型のデカヘッドなキャビティーアイアンは、昔とほぼ同じ数値のライ角を相変わらず設定しているものも少なくありません。

ライ角が3番アイアンで57度というものが目立ちますが、大型のキャビティーバッグデザインになるほど、実際は、59~60度くらいのライ角が適切なところではないでしょうか。

ナイスショットや好スコアがなかなか出ない理由は、ライ角が合っていないケースが非常に多いということを述べているものはなかなか見つかりません。

やさしいといわれているキャビティーバッグですが、ライ角にもっと注意を払った方が間違いなく結果に影響してくるでしょう。

クラブヘッドのまとめ

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アイアンのクラブヘッドは3つのデザインに大きく分類できます。

1つ目はマッスルバックでフラットバックとも呼ばれることがあるようです。

ツアープロに人気のあるモデルです。

2つ目は、一番多く出回っているキャビティバックというタイプ、そして3つめはそのキャビティアイアンに蓋をしたような形状の中空アイアンというタイプです。

マッスルバックアイアンですが、以前はプロモデルの代名詞的な存在でしたが、近年はプロツアーでの露出の影響もあり、実際にプロが使うものと同じモデルを入手することも可能になりました。

マッスルバックアイアンの一番の特徴は、ヘッドが小さい設計にすることで重心距離が短く、ネック軸回りの慣性モーメントが小さいので操作性が非常に高く、ドローやフェードボールを意図的にコントロールしやすいゴルフクラブになっていることです。

さらに、ヘッドがコンパクトにできているので深いラフで受ける抵抗が小さく、振り抜きやすいというメリットもあります。

その上、フェースのトップラインが厚くない設計のゴルフクラブなので、低重心に作りやすくスウィートスポットも低くなりやすい傾向が強いなります。

そのため、たとえばベアグラウンドからでもフェースの真芯でボールとらえやすくなっているというのもメリットです。しかし、ヘッドの慣性モーメントが小さい影響は避けられず、芯を外したミスショットになるとかなりの痛手があります。

次に、市販されているアイアンで一番多いキャビティアイアンについてです。

最初に作られたキャビティアイアンは、マッスルバックアイアンの背面に対してほんの一部がへこんだものでした。

スウィートスポットの位置もマッスルバックよりも高いものが最初は多かったのです。

それから年月が過ぎ、現在のような大きくて重心深度の深いキャビティアイアンの形状ができあがりました。

本来、キャビティ構造にした理由は、ヘッドから少しでも余分な部分をそぎ取ってそのぶんヘッドを大きく作ることでした。

ピンの初期のアイアンのモデルなどはその代表的なものです。そこから設計手法も改善されて、ヘッドの背面をより大きくえぐってフェースの薄い構造を実現したり、フェース面にチタンを入れることでヘッドを大きくしてきました。

こうした努力で重心深度が深くなり、ヘッドの慣性モーメントも最初の頃よりもずっと大きくなってきました。

こうしたキャビティアイアンの設計技術が進化する中で、中空構造タイプも生まれてきました。中空構造のゴルフクラブは、えぐれたヘッドの背面部分に蓋をするようなものです。

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そのため、同じソール幅であればキャビティアイアンよりも後方に重量が配分できるため、重心深度を深くしてヘッドの慣性モーメントも大きくしやすいという特徴を持ちます。

けれども、重心深度が深くすることは同時にフェース面のスウィートスポットも高くなるという弊害も生みだすので、低重心化を実現するにはかなり設計に工夫が求められます。

そのため、中空モデルのゴルフクラブではスウィートスポットの高さを下げる目的で、フェース高さの低いシャローフェースにしているものも目立ちます。


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ゴルフクラブ,キャビティバック,アイアン,ポケットキャビティ

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