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3番ウッドの必要性

ゴルフクラブの中でも、フェアウェイウッドはメーカーによってその表示方法に違いがあります。

具体的には、番手(3番・5番・7番という具合に)で表示されている場合と、15度、18度といった具合にロフト角で表示されているフェアウェイウッドがあります。

特別なクラブとしては、ヘッドスピードが速い人用にカスタマイズされたロフト角が13度クラスのフェアウェイウッドもありますが、ほとんどのタイプはロフト角15度の3番ウッドが43インチ程度と一番長く、そこからロフト角で3度刻みで増えて0.5インチずつシャフトが短くなるセッティングが一般的です。

3番ウッドが本当に必要なのか

ゴルフクラブ 今回は、アマチュアゴルファーが、当然のように3番ウッドを14本のクラブの中に入れていますが、3番ウッドが本当に必要なのかを考えてみたいと思います。

40~42m/s程度のヘッドスピードがほぼ一般的なアマチュアゴルファーの数字だと思いますが、フェアウェイから最大のキャリーが得られるアイアンのロフト角は29度くらいです。それ以上ロフト角が小さいとボールが上がりきらずに番手に見合った飛距離を出すことは難しくなります。

ゴルフクラブを選ぶ こうしたは、ヘッドスピードが十分ではなく、クラブに見合った飛距離が出ないという現象はアイアンクラブに限定された話ではありません。フェアウェイウッドでも同様の問題を抱えているのです。

タイガー・ウッズのヘッドスピード

3番ウッドの仕様をロフト角15度、長さ43インチと考えた場合、番手に見合った飛距離を出そうとすると、最低でも45m/sくらいのヘッドスピードが要求されます。

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かなりのハイパワーでスイングすることでやっとその機能を発揮するクラブが3番ウッドだと言えるでしょう。

タイガー・ウッズのヘッドスピードは54m/sほどだと言われていますが、彼の名プレーヤーの3番ウッドはロフト角15度のモデルを使用しているようです。

言い換えれば、タイガーほどのヘッドスピードをもってしても3番ウッドでロフト角15度が一番マッチする設定だとも考えられます。

日本の近年の傾向としてはドライバーで飛距離を伸ばす目的で、バックスピンのかかりやすいスピン系と称されるボールがよく使われますが、このボール自体のバックスピン量が減ってきている傾向が見られます。

そのため、3番ウッドになると40~42m/sクラスかそれ以下のヘッドスピードの一般的なゴルファーにとっては十分なバックスピンがかからず、弾道の高さも十分に得られない扱いの難しいクラブだと考えられているのです。

フェアウェイウッドの得手不得手を尋ねると、7番ウッドは得意でも、3番ウッドが不得手と言うゴルファーも比較的多いのではないでしょうか。

とりあえずゴルフ初心者のレベルから脱却して、アベレージクラス以上になると特に3番ウッドを苦手に感じる人が多いようにも思えます。

こうした気持ちになる理由は思ったほど良い結果がなかなか出ないからでしょう。3番ウッドには、距離を残したセカンドショットで、気持ちよく上がって飛んで欲しいという役割を意識するからです。

しかし、3番ウッドは使われるシチュエーションが厳しいので、そう簡単には思い通りになりません。ボールはダフるといけない芝草の上からのゴルフスイングになります。

ヘッドはドライバーよりずっと小さいのに、長さはゴルフクラブの中でもそれなりに長い方なので当たるかどうか不安な気持ちも湧きます。ロフトが少ないので、ボールが上がらない気もするでしょう。

けれども200ヤード以上飛ばしたい状況が待ち受けています。こんな精神状態で臨む時点で、ナイスショットできる可能性はずいぶんと下がってしまいます。

これでうまくいかないことが連続すると3番ウッドはうまく打てないので、バッグから外そうという発想になっても何ら不思議ではありません。

しかし、そう決めたということは「距離を残したセカンドショットは、飛距離の期待できないゴルフクラブで打つ」という結論になります。

14本のゴルフクラブの役割を考えるとOBを出さないでなるべく遠くへ飛ばすドライバーの次にグリーンまでのつなぎの役割で、一番飛距離の出せる3番ウッドの存在は、スコアアップの上では必須ののもです。

ヘッドスピードの違いがあるので一概には言えませんが、ドライバーと3番ウッドの飛距離差は、10~30ヤード程度です。

仮に3番ウッドをバッグから外すと、ドライバーとの飛距離差がさらに広がるため、200ヤード前後で対応しきれない距離もかなり広いものになってしまうわけです。

ウッドの上達

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ウッドに関しては、できるだけ早く上達したいと考えるならドライバーより3番ウッド(スプーン)を先に購入したほうが効果的でしょう。

ゴルフクラブの中でドライバーは最も曲がりやすくつかまりの悪いゴルフクラブと言えます。

ゴルフを始めたばかりの頃から、ドライバーでいい結果を求めようと頑張りすぎてゴルフスイングの基本を壊している人は意外と少なくありません。

さらに、どんなドライバーが自分にフィットしているのかは始めたばかりではなかなか掴めていないでしょう。

少しボールがきちんと打てるようになってから購入しても間に合います。

最初はロフトが十分あるスプーンでかなりの確率で方向性と飛距離が安定するようになるまで練習を繰り返しましょう。

それが結局、その後の上達の早道になると思います。

スプーンを選ぶ際にはアイアンがスチールシャフトであれば同様にスチールシャフトを選んで構いません。ヘッドはメタルの大型のタイプにするといいと思います。

他のスペックに関しては、個人差も大きいのでゴルフを始める前の段階では一概に言えません。しかし、その人の体型や年齢を優先させてゴルフクラブを選ぶことは必ずしも良くないと覚えておいてください。

フェアウエーウッドでミスを減らすには

飛距離アップの期待できるドライバーとして45インチクラスの長尺チタンが出現したことで、アベレージゴルファーにもパー5で2オン狙いすることも夢ではない時代だと感じている人も少なくないでしょう。

とは言っても、セカンドショットのフェアウェーウッドがドライバーのようにはうまく当たらずに、トップやダフリのミスに悩んでいるゴルファーも少なくありません。

せっかくのチャンスをフイにして、悔しがっているゴルファーも少なくないでしょうが、それもウッドクラブに工夫を凝らすことで解消可能な問題です。

具体的には、ドライバーと3番ウッドとの差を縮める方法を検討してみましょう。

3番ウッドはドライバーと比較すればヘッド体積が小さく、シャフトも短いにもかかわらず、総重量はドライバーとは逆転して重いケースがあります。

チタンドライバーを使用している場合はその傾向はより顕著なものでしょう。

もちろんゴルフクラブの用途としてはドライバーと3番ウッドはまったく異なりますが、この2つのクラブの間にスペック上で大きな差があると、そのバランスの悪さが、ミスショットにつながってしまうケースもあります。

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ドライバーと同じブランドのフェアウェーウッド購入が一番間違いはないでしょうが、それではコスト面の負担が増えます。

その上、これまで使い込んできた3番ウッドを飛ぶチタンドライバー並みに使いこなしたいことを考えれば、シャフトを軽量タイプに交換する方法も選択肢に挙げられます。

ドライバーのシャフトの硬さ、重さ、バランス、振動数といったスペックをチェックして、それに近い条件になるシャフトを装着してやることで解決する方法が残されているわけです。

カーボンシャフトなら軽いから、何でも構わないと安易に考えると失敗する可能性があります。

あくまでも、使い勝手の良いドライバーを基準にして新しいシャフトを選ぶことが肝心なところなのです。

ショップで交換を依頼しても価格的には1万5000~2万5000円程度で済むので検討する価値は十分にあるでしょう。

人気があるのは飛距離が出ると評判のモデル

フェアウェイウッドはドライバーの人気傾向に似ている状況ですが、フェアウェイウッドとドライバーを揃えて方が無難だという考え方が支配的なためでしょう。

具体的には、テーラーメイドの〈口ケットボールズ〉系やキャロウェイの〈Xホット〉系の人気が高く、低スピンで飛距離が出ると評判のモデルが注目を浴びているといっても良いでしょう。

しかし、これらのモデルの特徴として低スピンになりやすい上に、重心が低くて浅い設計構造になっているので、飛ぶ条件としての低スピンが、球が上がらないというデメリットに人によっては変わるケースもあるのでその点は注意しましょう。

とりわけヘッドスピードが42メートル秒以下で、3Wで球が上がりきらないタイプのゴルファーは、低スピンタイプの3Wではもっと球が上がりにくくなって飛距離アップは期待できないかもしれません。

その場合、人気のある低スピンフェアウェイウッドをどうしても試したいなら、3Wは避けてフェアウェイウッドは5Wからのセッティングにするという方法もあるでしょう。

フェアウェイウッドも調整機能付き

低スピンで飛距離が期待できるフェアウェイウッドばかりではなく、調整機能が付いたフェアウェイウッドのモデルも注目度の高いクラブです。

最近のフェアウェイウッドの人気ランキングでも10本以上の調整機能付きモデルがランクインしています。

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調整機能付きフェアウェイウッドはもはや特別な存在ではなくなりました。

モデルによって調整ができる部分に違いはありますが、ほとんどはロフト角やライ角といった、弾道に直接影響する部分がチューニング可能です。

ただし、調整ができるといってもメリットばかりではありません。

一例としては、ロフト角を調整するとシャフトに対するソール角も変化してしまいます。

そのため、ロフト角を調整する度にフェースが開いたりかぶったりする状況になり、いわゆるゴルフクラブの座りが悪くなります。

ソールを浮かして構えれば特に問題と意識しなくても構わないでしょうが、ソールを地面につけて構えるタイプのゴルファーは注意が必要となるでしょう。


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ゴルフクラブ,選び方,3番ウッド,必要性

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