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シャフトとゴルフクラブの選び方

ゴルフクラブを選ぶ場合、シャフトの硬さをどうするかについてもゴルファーを悩ませる大きな要素の1つとなるでしょう。

その訳は、市場に出回っているシャフトの硬さに関しては、基準があるようでいて、実際には相当あやふやな部分があるからです。

シャフトの話を始める前に野球のバットとムチとの比較をしてみましょう。この2つではムチのほうが速く振れます。

その理由はムチが柔らかくてしなるからです。ゴルフクラブも同じことが言えます。柔らかいほどしなってスピードも速くなります。

かと言って、柔らかすぎるシャフトだと軌道が不安定になります。そこで力に勝る人には硬め、力で劣る人には柔らかめのシャフトを選ぶべきなのです。その硬さを表す一つの目安がLやAという記号です。

かなり以前ですとフレックス計という測定計を使用して、シャフト単体で先端に一定の重さを掛けた時点のしなりの大きさで、軟らかいものから順にL・A・R・S・Xと定められていました。

ところが1980年代から振動数という概念がそこに加わりました。シャフトをしならせた状態で、弾いた後の1分間の振幅数を計る方式です。

フレックス計では静止状態での測定でしたが、動的な硬さを表す方式として、それ以降のシャフトの硬さの基準として認知されてきました。

ここで問題が生じるのは、カーボン製のシャフトの場合です。スチールシャフトの場合、しなりの大きさと振動数との間には、ある程度の相関関係がありました。

しなりが大きいものは振動数も少ない傾向があるため軟らかいと判断できて、逆にしなりにくいものは振動数も多くなり硬いというわかりやすい図式がありました。

しかし、カーボンシャフトは繊維素材やその組み合わせ、構造などの違いでしなり方がまったく違ってくるのです。

振動数は少なくて軟らかいと判断されるのに、しなり戻りが早いという硬いものの特性を持つシャフトが登場してきたのです。

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この場合、振動数は小さくても、ユーザーが実際に体感する感触は「硬い」となる可能性が強くなります。

結果として、現在のドライバーのシャフトのフレックス表示は、メーカーやモデルごとに振動数では統一されたものにはなっていません。

昔はドライバーの硬さがSとなれば、振動数は260回/分程度でした。

しかし近年のモデルの場合には硬さRより軟らかいはずの240回/分でもSと表示されているものが出てきています。

こうした点を踏まえてシャフト選びをしなければならないことに留意しておく必要があります。

シャフトはゴルフクラブを構成する大切な部品の一つです。

シャフト選びを間違ってしまうと自分にマッチしたゴルフクラブとは程遠いものを選ぶことになるので注意しましょう。

ゴルフクラブにはシャフトの種類がいくつかありますが大別すると、スチール素材のシャフトとカーボン素材のシャフトの2つに分かれます。

ドライバークラブを選ぶ時のシャフトは現在ではカーボン素材のシャフトが主流となっています。

これはドライバー自体の目的が飛距離を出す事にある為です。

ゴルフクラブ 一方、アイアンクラブはというと飛距離にはそれほどこだわらずに方向性のコントロールが要求されるクラブである為、コスト面から見てみても現在でもスチール素材のシャフトが主流となっています。

シャフトはどちらのタイプを選ぶかによって、スイング自体はもちろんのことフィーリングなどメンタル面も含めて様々な影響を受ける部品だと思います。

シャフトを選ぶ一般的な方法としては自分のクラブヘッドのスピードとスイングのやり方によって決定することが出来ると思います。

一例を挙げるとヘッドスピードが早くてパワーが有る人が選ぶ場合には、シャフトは硬めなものでトルクの数値が低くて重量もそこそこにあった方が良いと思います。

また、同じくヘッドスピードが早くてもパワーがあまり無い人のケースでは、シャフトは硬すぎないものでトルクも真ん中位の数値が最適なのではないかと思います。トルクに関しては別ページで説明します。

そして、ヘッドスピードが遅い人の場合には、一般的にシャフトは軟らかめで重量も軽めのゴルフクラブを選ぶのが良いのではないでしょうか。

ボールが上がりやすいクラブを選びたいケースではキックポイントが先に設定されている物が良いと思います。キックポイントに関しては別ページで詳しく述べます。

ゴルフクラブを選ぶ こうした事を考え合わせるとアイアンに適しているシャフトの素材は、初心者の場合はカーボンか軽量のスチールが適切ではないかと思います。

日本ツアーで5回の賞金王に輝いた片山晋呉選手のプレーを見て非力な日本人だからと考えてしまう人は、最近のプロ仕様アイアン用カーボンシャフトの大きなメリットを知らないのでしょう。

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確かに片山プロは、体格では欧米の選手とは比較できるものではありませんが、飛距離で決して勝負にならないわけではありません。

かえって、あれほどスタティックなスイングで飛距離を出していることから考えれば、トレーニングかなりを積んでいるのでしょう。

プロレベルの選手がパワー不足を意識するのは、飛距離だけとは限りません。

遠くのグリーンまでキャリーで運び、ランを少なくして止めるために必要な弾道の高さもそういった時でしょう。

ドライバーであれば、飛距離だけなら長尺化のゴルフクラブで補うこともできるでしょうが、200ヤード先のグリーンを、高弾道で正確に狙うには無理があります。

片山プロは、ショートウッドを増やして弱点を補ってきましたが、ミドルアイアンでも欧米のメジャーで戦うためにはそこで通用する弾道高さが必要だったと思います。

その上、カーボンシャフトを採用したことも影響しています。シャフト自体の復元性の高いというメリットを生かし、しなりの効いたことで打ち出しを高くすることに成し遂げられました。

ここで、ゴルフスイングを安定化させる目的で重量は重めにしています。

飛ばすという意識より上げてブラさないための選択をしたわけです。

これがうまくいって、2009年のマスターズ4位という結果が生まれました。

市販品のアイアンクラブにプロパーでついているカーボンシャフトは、振りやすさに特化しているせいで、軽過ぎるものが多いような気がします。

そのまま使って曲がるからと、買い換えの際にスチールシャフトを選択するのが上級者へのステップアップと考える方も多いようです。

ですが、プロ仕様のカーボンシャフトをリシャフト市場に提供しているメーカーのシャフトは、スチールから乗り換えを促すような機能が備わっています。

フジクラやグラファイトデザイン、三菱レイヨンといったメーカーのものがそれです。

ストロングロフト化の影響の大きいアイアンクラブには、打ち出しを高くするシャフトは非常に有効です。

パワー不足だから、ではなく弾道を変えたいからカーボンシャフトにするといった手段があることを理解しましょう。

問題は、やはり高価なのでその点だけがネックになります。

ウッドにしてもアイアンにしても安定して飛ばすためには振り切れる範囲で重いものを選ぶべきでしょう。

ゴルフクラブはシャフトも含めて軽いほうが速く振れます。けれども軽すぎると手だけのゴルフスイングになってしまうため軌道が不安定になります。

安定して飛ばすことを目指すには、振り切れる範囲で重いゴルフクラブを選びましょう。そうすれば全身を使ってスイングするうになるため、飛距離も方向性も安定性が増します。

シャフトの変遷

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どんなに良いゴルフスイングをしもゴルフクラブのシャフトが自分に合わなければ、それだけミスになる確率は高くなります。

ゴルフクラブにおいて弾道に大きく影響するパーツとして主に挙げられるのはヘッドとシャフトの2つです。

グリップも大切なのは間違いありませんが、これはどちらかというと個人の好みや如何に違和感を感じないでゴルフスイングができるかという部分に対して影響するものです。

また、弾道にはあまり大きく影響しません。ヘッドに関しては、ボールを強く反発させることを目的としてフェース面を硬く、スピン量をコントロールするために重心位置を最適化させるといった研究開発が進んでいます。

ではシャフトはどのように進化してきたかを簡単にその変遷を辿っておきます。

ドライバーのシャフトに関してはパーシモンの木製から20世紀初頭にスチールに変わりました。そして、20世紀の終わりの時期になるとカーボンヘと移り変わりました。

カーボンシャフトの特徴はスチールシャフトと比較して設計自由度が大きくて、その上軽量にできることが一番のメリットです。

製造段階ではカーボン繊維をシート状に編み込んで、そのシートを巻くことによって強度と軽さを両立しています。

この巻き方や編み方を調整することで、スイングした時のシャフトのしなり具合と挙動を制御しています。

近年の技術としては、さらにカーボン以外のFRP等の強化プラスチック素材や金属、ラバー素材等と組み合わせることによって、重量や動きをさらに微細なところまで設計できるところまで到達しました。


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ゴルフクラブ,選び方,シャフト,スチール,カーボン,フレックス,しなり


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