ゴルフクラブの購入
ゴルフクラブの購入を検討する時、売れているから良いゴルフクラブだとは限りません。
近年の傾向として、1年に1つのモデル位しか爆発的にヒットしているクラブが生まれていないと感じます。
一例を挙げると、ダンロップの「ゼクシオ」のような人気製品です。
それはどうしてなのでしょうか?誰かがクチコミや噂で「あのクラブはとても良い」となってヒットするとそれしか売れないような感じがあるのです。
ゴルフクラブの購入について
それがヒット商品になるクラブが数少ない理由なのですが、もともと「良いクラブ」と言うのはどう言うクラブを意味するのか。
そして、自分自身にそのクラブか合うのかということは余り省みられない状況ないのです。
人それぞれでゴルフクラブのスイングの仕方も違いますし、体力や体型にも違いがあるのに誰かが良いと言うとついついそのクラブを購入したくなるのはどうしてなのでしょうか?
ゴルフクラブの広告イメージ
おそらく、イメージだけでゴルフクラブを選定している人が多いのではないでしょうか?
ゴルフクラブの評価と言うのは大部分は、周りの人の評価、雑誌の記事と広告、流行などが決め手となっていると思います。
それに押し流されてしまうといつまで経っても自分に合ったゴルフクラブを見つけるのは難しいと思います。
ですからベテランゴルファー、中級者、初心者の人、老若男女に関係なくそう言うクラブ選びを止めることが必要です。
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別の視点や基準を持ってゴルフクラブの選定・購入するように考え方を変えたほうが、結局のところ自分にベストなクラブと出合える気がします。
他人が良いと言っているからといってあなたに良いクラブとは限りません。自分に合っているから自分にとってはあくまでも良いクラブなのです。
クラブの選び方として正しいのはやはり試打して確認するしか無いと思います。実際に試し打ちで感触を得た上で購入するようにしましょう。
何か良いゴルフクラブを追い求めている人の意識の底には、新しいモデルのほうが飛ぶはずだと言う固定観念があるのかもしれません。
もちろん、ここ数年のドライバーのヘッドの大型化、長尺化の進行スピードは驚くほどのものです。
10数年前には、460ccヘッドがまさかプロゴルファーの間でも普通に使われるようになるとは、まったく想像できなかったでしょう。
ですから、プレーの質をよい向上させることを目指して、最新の高機能のゴルフクラブに興味を持つ自体は間違いではありません。むしろ推奨してもよいほどです。ただ、問題になるの、自分なりの基準をしっかりと認識出来ているか否かです。
ゴルフクラブの選び方は、気持ちよくスイングすることができて、その結果としての弾道が自分の思い描いている「満足できる範囲」に収まることが一番大きな問題です。そのため、新しいゴルフクラブを購入する際には絶対に試打することが必要になるのです。
ドライバーを例にとれば、今使っているモデルよりも数ヤードでも先のエリアにボールを運びたくて新しいゴルフクラブを試すわけでしょうが、難しいのは10発に1発はその先のエリアを捕らえても、半分は大きく左右に外れてしまうというようなケースです。
これから、新しいゴルフクラブ使い続けてトレーニングを積めば、乱れたボールは収まってくる可能性はあります。
けれども、その努力が成果として表れる頃には、また新しいゴルフクラブが登場している可能性も否定できないわけです。練習量を確保できないアマチュアの場合、こういった選び方は、できるでけ避けたほうが良いと思います。
最初の試打で、これまでのモデルより悪い結果の比率が高い場合は、無理に交換しようとしないことです。それよりも、使い慣れたクラブを駆使して、スコアアップを目指したほうが理に適っています。
また、人気ブランドのモデルは、最新のモデルが旧モデルより優れているとは必ずしも言えません。
旧モデルがブランドの評価を高めた優秀なものであった場合、それと差別化しようとして、もっと飛ぶようにスピン量を減らすような重心設定に変更した結果、スイートエリアが狭くなり難しくなってしまった例もあります。
ですから最初にすることは、試打することになるのです。
初心者と激安ゴルフクラブ
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激安のゴルフクラブを通信販売しているネットショップサイトは比較的簡単にみつかります。
表示価格を見ているとこれではビジネスとして利益が出るのだろうかと、こちらが心配してしまうほどの激安ゴルフクラブも見つけることができるかもしれません。
激安ゴルフクラブといっても模造品などのケースは稀ですから安心して購入しているユーザーの姿勢が浮かび上がってきます。
ただし、全くの初心者のゴルフクラブの選び方としては、少し難しいところもあります。ゴルフクラブの善し悪しを判断する基準が自分の中で確立できていないからです。
せめて、ゴルフスイングはある程度のフォームで出来ている状態でなければ選ぶことも難しいでしょう。
ゴルフショップでヘッドスピードくらいは測定しないとどんな人でもゴルフクラブのアドバイスをするのが難しいからです。自分のフォームが固まっていないとなかなかスペックを絞り込むのも厄介なことでしょう。
初心者と上級者ではクラブに求める機能に大きな違いがあるのは明らかです。
何も考えずに初心者用のクラブセットを購入すれば良いという考え方もあるでしょうが、それではあまりにも寂しい話だと思います。
全てのクラブを使いこなせている必要はないかもしれませんが、とりあえずは安定してスイングできるクラブの種類はひとつくらいは持っているようにしたいものです。
激安クラブの購入方法
ゴルフクラブの選び方がよくわからないならば、周囲にいる経験者に相談することも一つの方法でしょう。
ゴルフショップに一緒に行ってもらい、実際にゴルフクラブを見ながら購入したいクラブを決めるのがよいでしょう。
通販サイトでゴルフクラブを購入する場合でも、サイズや重量などを指定することで、極端に間違ったクラブを購入してしまう失敗はあまりありません。
激安クラブの購入の注意点
その意味では、価格を安く抑えることを優先する人は通販サイトを利用することもよいでしょう。
ただし、あまりにのゴルフクラブは安すぎて大丈夫なのかと少し心配になるかもしれません。この場合、対象のゴルフクラブの相場に近い価格品を選択するほうが無難かもしれません。
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ゴルフクラブは本当に多種多様なタイプがあり、どれが自分のゴルフスイングに合っているのか判断することは難しいであり、アベレージゴルファーでも間違いをおこすこともあります。
初心者のうちはシャフトには柔らかいカーボン製のゴルフクラブが一応おススメできます。
ゴルフクラブの選び方に関しては必ずしもネット検索だけではなく、ゴルフ雑誌などを購入してみると丁寧な解説がされています。
ゴルフメーカーがスポンサーについている記事もありますのでそれらを参考程度に読みながら、自分なりにゴルフクラブの選び方を勉強するつもりで取り組みましょう。
そして、やはり一番大切なのはゴルフショップで実際にクラブに触ってみることではないでしょうか。
打ちっぱなしなどに出掛けてあえてレンタルのクラブを振ってみると実際の違いが体験できるでしょう。
ゴルフクラブを一度購入すると、途中で中古品として売り出す以外は数年間は同じクラブを使うことになります。
間違えたくないのがゴルフクラブの選び方ですね。
自分がが飛ばせるゴルフクラブを購入する
もう昔の話になりますが、飛距離の出る3Wが人気になり、ちょっとしたブームが続きました。
ラフからダイレクトに打てるクラブで飛距離が伸びるという意味では注目されて、ゴルファー達は自分のレベルに無関係にたくさんの人が購入しました。
ところが、実際に飛距離が伸びたゴルファーはどれくらいいたかを推定すれば、おそらく購入者の過半数にも達していなかったのだと思います。
これは、キャッチコピーやCMを表面だけで判断し失敗してしまうという一例です。
CMではツアープロが3Wでドンドン飛ばして、プロが実際に飛んだ飛距離を数値で出す内容でした。
そしてキャッチコピーは「300ヤード3番ウッド」といった内容で、「飛ぶ」といった言葉で注目を集め、強く意識させるものでした。
3Wは、芝から打つクラブの中でもっとも長く、そしてロフトが立っているのが特徴です。
ボールをミートするのが難しいという特性の上に、ボールが上がりにくくてスライスしやすいためアベレージゴルファーには難しいゴルフクラブです。
そのため従来からの3Wはボールを上がりやすく改善し、スライスしにくいようにある程度パックスピンがかかるような設計がなされています。
飛ぶ3Wとは、そうしたパックスピンを減らして、上がりやすさを優先するよりも先に飛ぶ弾道を目指したゴルフクラブでした。
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パックスピンが減っているため、着地してからも転がりも良くて、上級者が使えば確かに良く飛ぶものでしょう。
しかし、ヘッドスピードが速くないアベレージゴルファーが打てばボールが上がりきることなく低いスライスボールになってしまいます。
キャッチコピーとは裏腹に「飛ばないクラブ」になってしまう確率が高いわけですが、実際にもそうなったゴルファーは大勢いました。
ゴルフスイングを考える場合、自分に合ったゴルフクラブを使われているゴルファーは実際にはかなり限られている存在です。
自分にマッチしたゴルフクラブを購入しているのはほとんどが上級者レベルのゴルファーで、なかなか上達がはかどらないと悩んでいるゴルファーほどクラブ購入時には頓着な方が多いものです。
ボールが飛ばないのは、もちろんゴルフスイング自体に原因があってロスをしている部分は確かにあります。
それを修正し、高い効率で自分のエネルギーを的確にゴルフクラブに伝達して、クラブヘッドを正しく加速させられる動きに導くのがゴルフレッスンというものです。
エネルギーの源である身体とスイングは車に例えればエンジン部分かもしれません。エンジンがスムーズにエネルギーを発揮できるようにゴルフスイングの効率を上げるのがレッスンです。
ではクラブが持つ意味はと言えば、駆動系かもしれません。クラブヘッドはタイヤであり、ドライブシャフト等、エンジンのエネルギーをタイヤに伝えるのがシャフトの役目です。
エンジンに見合ったタイヤや駆動系がない自動車だとせっかくのエネルギーが正しく路面に伝わらないので、自動車は前進しません。
エンジンがしっかりしていれば、ある程度走ることは可能かもしれませんが、効率良く走ることは難しいのです。
逆に、エンジンが小さくても駆動系やタイヤがそのエンジンにマッチしたものであれば、自動車はスピードが出せるはずです。
ゴルフクラブの重要性を理解して購入に臨んでいるゴルファーも増えてきていることは確かです。
ゴルフスイングの効率を上げることはもちろん基本ですが、いかにゴルフクラブを使って効率良いボールを打てるかも無視できません。
レッスンと最適なゴルフクラブの購入を並行して実行すればそれなりの結果がもたらされます。
ゴルフスイングの効率だけを目指すのではなく、ゴルフクラブの購入方法を変えることで、結果的にスイングの効率もアップするでしょう。