ゴルフクラブのグリップの選び方
ゴルフクラブのグリップの選び方を初心者向けに簡単に説明しておきます。
ゴルフクラブの選び方に関する情報であれば、巷に氾濫しています。
しかし、こと「グリップ」に関しては例外的で「グリップを選ぶ」というイメージを持っている初心者は少ないでしょう。
グリップはゴルフクラブのシャフトの握りの部分に巻きつけたゴムのことです。
近年は従来の革や天然ゴムに変わってコンパウンドを採用することが一般的になってきました。
ただ、グリップの取り付け方法に関してはその形状や装着法について規則が定められています。このルールに従わないクラブでプレーすれば違反となります。
ゴルフクラブの調整について
同じゴルフクラブ(シャフトやヘッド)でもグリップの取り付け方法によって、飛距離も影響を受けます。グリップは自分のゴルフスタイルにマッチしたゴルフクラブに作り上げるための基本的なアイテムのひとつと考えるべきでしょう。
また、グリップは消耗品だと認識しましょう。毎回握る部分ですから、定期的な交換が必要になります。ゴルフクラブの使用頻度にもよりますが、2,3年に1度くらいの割合で交換するのが一般的という話もあります。
グリップを自分で取り付けるできるような知識を持っておくことも初心者ゴルファーから一歩踏み出す技術のひとつです。グリップの選び方で一番重要なのはその重量とサイズです。重量に関しては20g~80gと比較的大きな幅があります。
一般的には50g程度のものを使用しますが、深く考えずにグリップ交換してしまうと、今までとは全然別のゴルフクラブに仕上がってしまいますので注意が必要です。
ゴルフクラブのパーツの中でも、ことグリップに関しては完全に消耗品と言う意識を持っておいた方が良いでしょう。
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イメージとしては自動車のタイヤのような感じで、使い込んですり減ってきたら即交換すると考えるべきでしょう。
自分では交換作業が難しいと感じるのであれば、ゴルフショップに持ち込めば交換してくれるでしょう。
たとえ使用頻度が少ない月イチゴルファーであっても、材質から考えてどんどん劣化してくるものですから、やはり定期的な交換をすべきでしょう。
黒く変色してきてきたら寿命と判断しても良いレベルになっていると考えた方が良さそうです。
また、グリップを取り付けす際はゴルフクラブの重心がどの位置にあるかも予め確認しておくことも重要です。
ヘッドの部分重さとグリップの重さでゴルフクラブ全体の釣り合いをとるためにグリップの重量がポイントになるのです。
初心者ゴルファーにとってはゴルフクラブの選び方は難しいことが多いのですが、少しずつ知識を深めていきましょう。
アマチュアゴルファーの中ではギアに対する関心の高いユーザー層の人でも、グリップについてはあまり関心が高くない方が多いようです。
ヘッドやシャフトのスペックについてはこだわる方は多いのと実に対象的です。
ツアープロに目を向けるとリップに対しては非常に強いこだわりを持っていることが多いです。
ドライバーからウェッジまで同じブランドのグリップを基本的には装着しています。
しかし、グリップの重さ、太さ、右手と左手の太さの割合、グリップを入れる方向といった握り感に関して自分の好みをしっかりと追及しています。
ゴルフの技術レベルが上の人ほどグリップには細心の注意を払い、それだけグリップは、ゴルフスイングやゴルフクラブの性能に大きな影響力を持っているということを理解していると言い換えることもできるでしょう。
以前のグリップはほとんどが重さは50gくらいものでした。
そのため、グリップを調整するとなるとその種類を変えることが主な手段でしたが、近年では最も重いものでは55g、逆に軽いものでは30gくらいと重量差が20グラム以上になりました。
また、ラバーだけの軟らかいフィーリングの材質のグリップや、表面にコード(糸)が出て硬めのフィーリングのコードグリップ、さらに半分ラバーで半分コードで作られているハーフコードなどの種類があります。
グリップはその名の通り握るためのゴルフクラブのパーツですから、人によってその握り感に違いがあります。
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ラバーだけの材質の方がソフトに感じてしっくりとするという人もいれば、コードグリップでないと滑りそうで心配だとか、人それぞれに違うフィーリングを持っているものです。
店頭に並ぶゴルフクラブは、上級者ほどコードグリップを好み、シニアや女性ゴルファーほど軟らかいラバーグリップを好むだろうという一般的な傾向を考えて装着されているケースが多いと言えるでしょう。
確かにツアープロの中にはコード入りのグリップが好みのゴルファーが多いのは確かですが、例えばウェッジ類のゴルフクラブだけをラバーグリップにしてソフトな感触を出そうと工夫している人もいます。
さらに、プロゴルファーの中にはそのコードの露出の具合に強いこだわりを持って、何十本のゴルフクラブの中から1本だけ好みのタイプを選ぶ人もいると言われています。
グリップにはバックラインと呼ばれている部分があり、背中側が少し盛り上がっていることで握った際の安定感を高めています。
革巻きグリップだった時代には、グリップの背面に電線などを含ませてから革を巻き、わざとバックラインを強調しているゴルファーもいました。
日本で販売されているグリップは、その多くにバックラインが付いているのですが、欧米にはバックラインがない完全に丸い形状のグリップというものが少なくありません。これをラウンドグリップと呼んでいます。
シャフトを軽くした分を、さらにグリップを軽量化することで、スイングしたときのヘッドの重さを感しやすくなることが起きるのかということです。
T・ウッズはラウンドグリップを好み、さらにブランドが見えないように180度反対に装着していた時期がありましたが、この時は日本のプロゴルファーもタイガーを真似しようととして一時的に人気になったものです。
ゴルフクラブを振りやすくする目的で、0.5ないし1インチシャフトの長さを短くしたり、シャフトを軽いものに交換することは珍しくありません。
これで、バランス計の数値は軽く表示されるようになります。
ここで、ヘッドの重量を重くしすぎすることを避けてバランスを出す手段として、軽量のグリップを装着する方法もあります。
手元側を重くして振りやすさを作り出すいわゆる「カウンターバランス」とは逆の考え方で「ハンマーバランス」と呼ばれていますが、この方法が正しいのかはグレーゾンといったところでしょうか。
見方を変えて、ドライバーのシャフトを1インチ切って短くすると、ヘッド重量が同じなければバランスは軽くなります。では、これに軽量グリップを装着してバランスをもとに戻したらどうなるかということです。
最初のドライバーの状態に比較して、1インチ短くなり、総重量も軽くなっています。これでは同じ重さを感しながらスイングdきえるわけがないでしょう。
ヘッドの重心距離の違いと同じく、バランス計の数値だけを同じにしても、肝心のスイングしたときの重さ感が変わってしまうということになります。
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バランス計での評価に代わって、ここ数年、動的なクラブ全体の慣性モーメントを計測する方法も採用されてきていますが、カタログに掲載されているスペックに関しては、まだバランスが主流のままです。
しかし、その数値合わせばかりを優先した考え方が、数字だけ同じにして振り心地のまったく違う「ハンマーバランス」のような考え方を生み出しているのでしょう。
人間の感性はばかにならず、それを無視した意味のないチューンだと言えるでしょう。
グリップ部分に適度な重さがあることは、ゴルフスイングを安定させる上でどうしても必要ではないでしょうか。とりわけシャフトや総重量が軽いケースでは、手元まで軽い状態だとインパクトのタイミングがズレやすい傾向があります。
グリップは標準的な50g前後のままにして、もしヘッドの重さ感を増やしたいなら、やはりヘッドに鉛を貼るチューニングが間違いのないところではないでしょうか。
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