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7Wが増えたわけ

以前であれば、2番アイアンともなるとプロや上級者専用のゴルフクラブと考えられていました。

しかし、最近で世界のトップレベルの試合であるUSPGAツアーでさえおよそ3割程度の選手しか2Iは使っていません。

日本の男子プロの試合を見ても、ほんのわずかなプレーヤーしか2番アイアンを使っていないのがわかります。

日本アマに出場するような超実力者のアマチュアでも、学生を中心にしたごく一部の選手しか持ち歩いておらず、むしろ4番アイアンからのセッティングにしているゴルファーの方が多いくらいです。

日本の男子トップ選手ではフェアウェイウッドは3Wと5Wの2本をバッグに入れるのが今では常識的なゴルフクラブのセッティングであり、その上、全体の約3割の選手が7Wを加えています。

ウッド4本のゴルフクラブのセッティング

ゴルフクラブ ドライバーを含めてウッド4本のゴルフクラブのセッティングにしているツアープロはおよそ2割もいますが、こうした人はアイアンは4番ないしは5番からのセットにしています。

プロレベルであってもこうしている時代なのです。

さらに、男子プロの3~4%は9Wも使用しているという数字もありますし、T・ウッズと並んで世界のトッププロと言えるビジェイ・シン選手もずっと、キャロウェイスチールヘッド9Wを使っています。

どうして高番手フェウェイウッドを使うゴルファーが増えたのかその理由が気になるところでしょう。

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1つには卜ーナメントで使用するコースセッティングの難易度が上がったことにあります。

全体的な距離がのびて、フェアウェイは狭くなり、ラフは深く難易度を上げています。これが今日のトーナメントの大きな特徴と言えるでしょう。

その上グリーンが硬く、球の転がりスピードも以前より速くなっているため、きちんとスピンの効いたボールが打てないとグリーンに止まりにくくなった状況が目につきます。

プロがフェアウェイウッドを多用

もう1つは一流プロがフェアウェイウッドを多用して活躍している姿を目にするからでしょう。

プロの中には早い時期から7番や9番のFWを使用して世界でも難コース言われるゴルフコースで活躍してきた実勢を持つプレーヤーもいて、周囲の選手たちヘの影響も小さくはなかったためだと思われます。

もちろんマスメディアがこうした選手に注目して取り上げたことも大きく影響したでしょうし、テレビでもショートウッドで攻めるプロ選手の姿をよく見たものです。

ちなみに現在のプロのウッドセッティングとしては、ドライバーと3番、4番、7番の4本のウッド体制をとなっている選手も増えています。

FWに関するクラブセッテイングの状況としては3Wを入れないという選択肢も増えつつあります。

これは、ユーティリティーがゴルファーに浸透したことが原因と言えるでしょう。

ユーティリティーがそれほど多くなかった時代のフェアウェイウッドは、3W・5W・7Wというセッティングでその下がアイアンというように、長い番手から組みこ合わせる考え方が一般的でした。

しかし、ゴルファーにユーティリティーに馴染んできたことと、アイアンのロフトが立って5番アイアンでさえ使いこなすのが難しくなったこともあり、アイアンは6番もしくは5番からで、そこからUTにつなげるゴルファーが多くなりました。

つまり、アイアンからセッティングしてUTが2~3本入ると、FWは2本程度しか入れられないので、比較的難しい3Wは敬遠されてきているのです。

3番アイアンと7Wの相違点

それでは、3番アイアンと7Wの大きな相違点はそもそもどこにあるのかを見つめ直してみましょう。

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まず一番大きな2つのゴルフクラブの違いは弾道の高さです。

3番アイアンも7Wもロフト角は20~21度とほぼ同じくらいの数字でその意味では非常によく似ていると言えます。

けれども、重心深度を比較するとショートウッドの方がアイアンよりもずっと深く、フェース面のギア効果もうまく働くのでバックスピンが増す効果があり、結果的にボールは高く上がりやすいと言えるのです。

さらに、ショートウッドのフェース面はアイアンのそれよりもかなり前方についていますから、この効果としても更にボールの打ち出し角度を上げることが加わっています。

アメリカに限らず日本の大きな大会でも特にコースセッティングが依然と比較してかなり厳しくなっているという現状があります。

フェアウェイが狭く作られていてラフにボールが入りやすく、ファーストカットラフから打つ場合でもたとえツアープロといえども3番アイアンを使ってボールコントロールするのは難しい面が強まっています。

フェアウェイウッドの方がボールが上がりやすい

ゴルフクラブを選ぶ それよりもフェアウェイウッドの方がボールが上がりやすく、さらにバックスピンも恣意的にかけることが可能になるのでこうした状況では非常に有効的なゴルフクラブといえるのです。

またアイアンで届くようなパー5のホールでも、3番アイアンでは弾道が低くなるのでダイレクトに硬いグリーンにキャリーするとグリーン内にボールを止めるのはかなり難しくなるということもあります。

ここでショートウッドを使えば弾道の高さとバックスピンの効果によってボールを止めることがやさしくなりますから、積極的にピンを攻めることもできるわけです。

ここで、ショートウッドではなくユーティリティクラブを選択するという方法も残されています。

しかし、アイアン型のユーティリティクラブでは基本的にはアイアンの延長ですから、高弾道を描くのは難しい面があります。

実際のところ、話はもっと複雑なのですが現状ではこうご理解ください。

また、ウッドタイプのユーティリティクラブはアイアン型よりもボールが上がりやすい面があるのは確かですが、バックスピン量がショートウッドよりもそもそも少なくしたデザインですから、硬いグリーンでは球が止まりにくい面があります。

こうした点を検討していくと、2番アイアンを楽々と普通に使っている世界トップクラスの選手らは、本当にパワフルでボールを高く上げるテクニックをもっているという意味で、やはりの一流の証明とも言えるでしょう。

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T・ウッズやアーニー・エルス、レティーフ・グーセンといった選手たちのゴルフスイングは見ているだけで実力の違いを痛感させられるものがあります。

実際のところ、ツアーに出場するゴルファーだけでなくアマチュアの間でもパワフルなゴルフスイングをする人は、こうしたショートウッドのシャフトをスチール製にしている人が多く見られます。

もちろんヘッド形状自体はアイアンのゴルフクラブとは全く別ですが、ショートウッドはクラブの長さはアイアンのゴルフクラブにかなり近くなっています。

そのためショートウッドを通常のフェアウェイウッドとロングアイアンの中間に位置付けて、シャフトをスチールにして使用することが可能になっているわけです。

この場合には、アイアンのゴルフクラブと完全に同じ重さのシャフトにしてしまえばロングアイアンより振りにくくなるのは確かです。

この点に関しては、やや軽いシャフトを装着すればゴルフクラブの重量マッチングも良くなるのでスイングのタイミングも安定するでしょう。

ところで、ショートウッドを選ぶ際には注意すべきポイントが1つあります。

プロゴルファーの場合は完全に最適化されていますが、市販品から選ぶことになるアマチュアが気をつけたい点はフェース角です。

これはアイアンのゴルフクラブにも言えることですが、ロフト角が大きくなるほどボールはつかまりやすいので、ショートウッドでもフックフェースのものはボールがつかまりすぎるという面があります。

そのため、ストレートに打ちにくくなる可能性がありますから、なるべくスクエアフェースのゴルフクラブを選ぶようにした方が良さそうです。

いろいろと書き連ねてきましたが、なんだかんだと言えロングアイアンとショートウッドを比較した場合には後者の方がアマチュアゴルファーにとっても圧倒的に扱いやすいの一言に尽きるでしょう。

ゴルフクラブの世界のストロングロフト化の影響は最終的に市場に活気をもたらしました。これは、良い意味でも悪い意味でもそう言えることでしょう。

ロングアイアンを捨て去る時代となった今、ショートウッドとユーティリティとどちらを選ぶべきかという新たな課題がゴルファーに投げかけられました。

この点に関しましては、奥深い面も多々ありますから又別な折りにでもご紹介していきたいと考えています。


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ゴルフクラブ,選び方,フェアウェイウッド,7番ウッド

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