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ユーティリティーやフェアウェイウッドのセッティング

ミドルアイアン以上の距離を打つために入れるゴルフクラブのセッティングを考えてみましょう。

この場合、最大飛距離が得られるアイアンと飛距離が同じになる番手のユーティリティーやフェアウェイウッドを入れるとコースでの使い勝手がよくなりスコアメイクが楽になります

仮に、5番アイアンまではどうにか打てるとした場合、5番の距離が160ヤードくらいだと、多くのアマチュアは170ヤード以上飛ぶユーティリティーやフェアウェイウッドをクラブセティングの対象にします。

しかし、実は5番アイアンとほぼ同じ距離も打てる番手を選んだほうが良い結果を生み出します。

番手

ゴルフクラブ 距離が均等に打ち分けられるゴルフクラブのセッティングを勧めておいて矛盾するように感じられるかもしれません。

しかし、実際のコースの中では難しいライ(芝が薄い状況など)やラフ、起伏など、アイアンの飛距離の範囲内だとしてもフェアウェイウッドやユーティリティを使いたくなる状況がよく起こります。

ゴルフクラブを選ぶ こんなケースで一番飛ばせるアイアンと飛距離が重なるセッティングは非常に役立ちます。また、同じような飛距離が稼げるとしても、アイアンはバックスピン量が少なくボールを上げにくいゴルフクラブです。

アイアンとユーティリティーの使い分け

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向かい風で抑えたボールが打ちたいケースなどでは、バックスピン量が少ないアイアンのほうが風の影響を受けにくく、いい結果につながることが多くなります。

逆に、ライの悪い状況の場所ではソール幅の狭いアイアンではかなり上手く打たないときちんとボールが飛んでくれません。

しかし、同じ距離を打てるソールの幅が広いゴルフクラブが1本あれば、アイアンより楽に打てるということになりますから、同じ距離が打てるアイアンとフェアウェイウッド、もしくはユーティリティーをバッグに入れることはコースでの対応力の改善につながるのです。

気持ちとしては「3番アイアンは換えても、4番はちょっと……」とか「4番までは換えても、5番はある程度打てるゴルフクラブだから……」など、なかなか思い切ってクラブチェンジがしにくいかもしれません。

しかし、今日の日本ではプロであっても3番アイアンを入れない時代に入っています。

賞金王になる人でさえ、4番すら入れていないという現実があります。ロングアイアンは絶対的に難しくなったというのがもう常識化されているのです。

この根底になるのは、近年のアイアンの「ストロングロフト化」とボールの「低スピン化」です。

つまり、プロレベルのヘッドスピードがあっても、ロングアイアンでグリーンにピタリと止めることは難しいのが現状なのです。ロングアイアンも完全に見捨てられたという感があるでしょう。

「非力だからユーティリティ」とか「ミート率が悪い、上手くないからユーティリティ」といった発想は既に過去のものです。

近い将来はごく一般的にセッティングに加わってくるゴルフクラブがユーティリティーだと考えて良いでしょう。

ナイキなどのメーカーは既に、アイアンとユーティリティーをセットにしたモデルというのも販売しています。

もう、周囲の目にどう映るかを気にしている時代ではないのです。

いくらスピン系のプロユースボールを使っても、ヘッドスピード43m/秒以下では5番アイアンでしっかりと止まる球筋を打つのことは難しいのです。

ショートウッドやユーティリティを充実させることが、スコアアップに確実につながります。既に3~5番アイアンを外して、代わりにユーティリティと、フェアウェイウッドをを多用しているゴルファーも大勢います。

ゴルフクラブのセッティングで注意しなければならないのは、ドライバーとフェアウェイウッドとの組み合せです。たとえば上級者は9.5度のロフト表示で9.5度のリアルロフトのドライバーを使っていても、3Wは15度です。

しかしアベレージゴルファーの場合11.5度表示のドライバーですと13.5度くらいのリアルロフトになります。

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そのため、3Wとではリアルロフトが1.5度しか違いがありません。

そこで、ヘッドスピードが比較的遅いゴルファーでは、3Wとドライバーとの飛距離がほとんど違わないという現象も起こってくるのです。

本来の番手が複数ある意味は飛距離を変えること、即ち飛距離を下げて距離を調整することにあります。そのため、ずっと以前から番手間のロフト差は4度間隔が妥当とされてきました。

ツアープロや上級者になるほどこの約束事に忠実で、ロングヒッターになると9~9.5度のリアルロフトのドライバーで、次が3Wを13.5~14.0度くらいにして、その次は18~19度くらいの5Wや7Wを組み合せることが多いのです。

アベレージゴルファーの場合は、リアルロフト12~13.5度のドライバーで、次が15度の3W、18度の5W、21度の7Wなどという具合です。ロフト角の間隔が狭く、番手間の飛距離の差が小さいのが一般的なアマチュアゴルファーの傾向です。

そこで、リアルロフトの大きなドライバーを使っている場合には、次のFWは17~18度くらいでもちょうど良さそうな気がします。

UTを複数本織り交ぜるセッティング

ユーティリティクラブは4番アイアン以上のロングアイアンとの入れ替え用として使うものというイメージが固定されてきました。

こうした「やさしさ」を追及したモデルからしっかりと飛距離も出るモデルに人気が移行しつつあるという点も気になるところです。

以前までランキングの上位に合ったモデルは、ライ角がアップライト気味でボールをつかまえやすいものでした。

つまり、あくまでもロングアイアンとの入れ替え用という意味合いが強くにじんでいました。

一方、最近のユーティリティの特徴は重心を浅くした上で、ライ角をフラットに設計することでつかまり具合をある程度抑えています。

そのため、強い弾道のボールが打てるモデルが増えつつあり、人気も出ている傾向が見られます。UTを複数本織り交ぜるクラブセッティングも目立つようになってきました。

価格的には中古品にも人気があるようでテーラーメイドのロケットボールズステージ2レスキューとかゼクシオセブンなどがその代表格です。

また、最近のアイアンセットに含まれる5番アイアンに関しては、昔と同じにロフト角が26度前後で固定されているとは限らなくなりました。

メーカーによって21度や22度といったモデルまであります。こうした傾向はいつまで続くのでしょうか。

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4番アイアンやそれ以上のロングアイアンとUTとの交換を検討している場合は、もっとも一番長いアイアンのロフト角を正確につかんだ上でクラブセッティングをすべきです。

ユーティリティの使い勝手がかなり向上しましたから、アイアンやウッドと置き換えるセッティングがスタンダードとも言える状況です。

基本的には4番アイアンと置き換えるクラブセッティングでしょうが、さらにスプーンもしくはクリークとの間を埋めるものを選ぶとケースもあります。

アイアンの場合

アイアンに目を向けると、年々ストロングロフト化が進行しており、どこまで進むのか見当もつきません。

近年では5番アイアンが23度と言われても誰も驚かなくなっているくらいです。

ストロングロフト化の影響は3Iはアイアンセットから完全に消滅し、4Iもほぼ消えようとしています。23度は数年前の4番に相当しますから、そのうちに1番手は変わってしまうでしょう。

ところが、サンドウェッジのロフトは昔から変わらず56~58度のままで、とりわけセットに組み込まれるSWは56度が多いようです。

このことで、5Iの23度からSWの56度までの33度の間に7本のゴルフクラブで分けるので、平均のロフト角の差は4.7度ですが、実際にはショートアイアンで開いてしまって、5度以上空いています。

現状では、一般アマチュア向けのゴルフクラブほど、ウッドの距離ではロフト間隔が狭くて飛距離に差が出にくく、ショートアイアンになるほどロフトの間隔が広くて飛距離に差が出やすくなっているという、スコアメークが難しいセットができているのです。

実際にプレーする際にゴルフクラブ選びをわかりやすくし、飛距離の間隔を一定にしてスコアメークしやすくするには、パターを除いた13本のクラブのロフト差を見直したほうが良いでしょう。

スコアをアップする

ここ数年の間で、ゴルファーのクラブセッティングで特徴的なのが、3番や4番などのロングアイアンを外して、代わりに5番、7番などのフェアウェイウッド(いわゆるショートウッド)や、ユーティリティクラブを加えていることは以前からお話ししています。

このことで、ゴルフプレーが格段にやさしくなり楽しめるようになったというゴルファーが増えているのも間違いありません。

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そこで、フェアウェイウッドとユーティリティクラブの選び方のポイントはどこにあるのかを再度まとめてみることにしました。

まずは重さと長さの関係ですが、現在、標準的なドライバーの長さは45インチというのが一般的な見解でしょう。3番ウッドでは43インチ程度のものです。

理想的な重量配分を考えると、ドライバーが300グラムした場合、3番ウッドではそれよりも25~30グラム程度重いほうが良いでしょう。

これでドライバーと同じ感覚で振り切っていけるし、ゴルフスイングは変えなくて済むことになります。

ユーティリティの場合は、同じロフト角だとしても長さが少し短い傾向があります。

ウッドよりも振りやすくミート率は上がるのですが、ウッドよりも重くすることでゴルフスイングの統一感を出した組み合せにしたほうが良いでしょう。


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ゴルフクラブ,ユーティリティー,フェアウェイウッド,セッティング,番手


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