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フェアウェイウッドとロフト

フェアウェイウッドのゴルフクラブの中でも3番ウッドが打てない場合の一番大きな原因はロフトが小さすぎることです。

市販モデルの3番ウッドのロフトは、ほとんどは13~16°の範囲に入りますが、アマチュアゴルファーはそのうちの13°や14°といった、ロフトの小さい方のモデルを選ぶ傾向があります。

ロフトは少ないほど、ドライバーのように飛ぶという思い込みがぜんざい意識にあるのかもしれませんが、これは大きな間違いの元のような気がします。

ドライバーのロフトが9~10°で問題なく打てても、3番ウッドの13~14°になると打てない理由は大きく3点挙げられます。

3番ウッドの打てない理由

ゴルフクラブ まず、ヘッドスピードの違いです。シャフトがドライバーよりも2インチ前後短い3番ウッドの場合では、2~3m/秒ぐらい下がります。

ドライバーで42~43m/秒出せたスイングができていても40m/秒しか出ない計算になります。

そこで、それに見合うだけのロフト角があることが必要条件になります。13~14°では不足した状態なので、打球が浮かなくなるのも必然的な結果と言えるわけです。

ところでミート率をアップさせる目的でシャフトの短いゴルフクラブを好む人がいますが、この場合もヘッドスピードが減ってしまい、もっと打球が上がらなくなることが予想できます。

2つめの理由は、ティアップの有無です。ティアップする効果で、ヘッドをアッパー軌道にできたり、打点がスイートスポット、もしくはそれより少し上部になる影響で、打ち出し角は1~3°大きくなります。

ゴルフクラブを選ぶ テイアップすれば打てるが地面にボールがあると打てないという場合はロフトが小さい3番ウッドの特徴であり、これはフェアウェイにあるボールをドライバーを打つのに近いほどの難易度のあるテクニックなのです。

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3つめは、ドライバーとのロフト角の差が実際よりもあまりないという間違った情報で3番ウッドを選んでいることが考えられます。

ドライバーの実測ロフトが立っているはずなのに寝ていては、勘違いします。

ゴルフクラブメーカーの計測方法によりますが、10°の表示でも実測値は12°近いこともあります。

これと14°の3番ウッドでは、実質2°ぐらいの違いしかありません。

長さが短い分のヘッドスピードのダウンを考慮すれば、テイアップしてドライバーを打つのには問題がないとしても、地面にあるボールを3番ウッドで上げるのは難しいはずです。

ショートウッドの打てない理由

ショートウッドと呼ばれる7番よりも短い番手では、単純に打ちやすくなると考えるより、別の難しさが生まれてくることを考慮する必要があるかもしれません。

アベレージゴルファー向けのショートウッドのモデルには、9番ウッドに限らず11番ウッドもありますが、この場合のロフトは26~27°ぐらいの設計です。

これでは、パワーのないゴルファーが使う分には有効なのですが、パワーのある人には、左へ引っかかりやすくなります。

また、ラフではロフトが寝すぎてしまって、スイートスポットの上下に打点が大きくバラついてしまい、打球の高さ、飛距離も不安定になりがちです。

ロフトは立ちすぎても、寝すぎていてもゴルフスイングに難しさが伴います。自分のテクニックとパワーに見合ったゴルフクラブ選びが必要だということになります。

7番ウッドもUTの3番もロフトが同じなら飛距離も同じと考えている人は世の中にはいるようです。

ロフトが同じなら飛距離が同じと考えてしまうのはシャフトの長さの影響をすっぽりと忘れてしまっているのでしょう。UTの21度前後のロフトのゴルフクラブは、ほとんど7番ウッドより短く設計されています。

例外的に、ウッド型のUTで40インチ以上あって、7番ウッドと同じようなものもありますがこれは特別です。

基本的に、長い番手で飛距離の差が生じるのはロフトの影響よりもシャフトの長さの違いにあります。たとえば、同じロフト21度として39インチのUTと41インチの7Wを比べると、明らかに10~15ヤードの違いが生じます。

FWとUTを組み合わせたクラブセッテイングをする場合は、ロフトだけにとらわれてはいけないということです。「長さ」と「重さ」のスペックもしっかりとチェックしておきましょう。

基本的に、短いゴルフクラブほどシャフト、ヘッドが重くなっていなければいけないことを覚えておきましょう。

全番手が同じ長さに設計された「等長アイアン」が販売されていた時期もありましたが、人気は出ませんでした。どれだけロフトに差をつけても、3~5番はヘッドスピードがうまく乗りません。

そのために、道高さが変わるだけでキャリーが伸びなくなり、打ち分けがうまくいきません。

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8番~PWはシャフトが長いせいで、飛び過ぎるということにはなりませんがひどく高く上がり、風の影響を受けやすい弾道になりました。

現在、6番アイアンの長さは37~37.5インチが一般的です。ロフトに関しては、ゼクシオで27度。

これより10~15ヤード飛距離が伸びる5IよりやさしくなるUTのスペックは、ロフト24度前後で、38.5インチぐらいがよいでしょう。

アイアンより重心深度が深い設計のためにスイートエリアが広く、長さでヘッドスピードが出しやすい構造なので、弾道高さと希望の飛距離を容易に得られると思います。

このように、すぐ近くの番手を基準にしてスペックを検討すると、番手などの数字に固執せずに、適切なゴルフクラブを選べるでしょう。

アイアンが5番からのセットに変化してからフェアウェイウッドやユーティリティーの需用は大幅に増えてきています。

とりわけ、3、4番アイアンの代用となる24度から28度までのロフト角の大きなモデルは供給が追いつかないほどの人気があります。

中古のゴルフクラブの売れ行きでも、ロングアイアンは完全にフェアウェイウッドとユーティリティーに取って代わられた状況です。

こうした傾向はロングアイアンが苦手なアベレージゴルファーに限らず、ヘッドスピードの速いハードヒッターでも変わらず、スチールシャフト仕様といった重いモデルも人気のようです。

実際、同じ飛距離でも弾道が高くてスピンもかかりやすいFWやユーティリティーは、ランの出やすいロングアイアンと比較するとグリーンを攻めやすいメリットがあり、一度使い始めるとそのやさしさが実感できるのでしょう。

ロフト角の大きな番手になるほど品薄感が強まりますから、そうしたモデルを狙っている人は見つけたらその場で購入する方が良いのかもしれません。

次の機会をいくら待っていても、入手できない危険さえあるのが昨今のフェアウェイウッドとユーティリティー事情です。

最近のフェアウェイウッドは、ヘッドが小ぶりなモデルに人気が集まる傾向も見られます。

ユーティリティーやショードウッドは、どちらもヘッドはやや小ぶりなものが人気です。アイアンとのつながりを考えると、あまり大きなヘッドでは合わせにくいのかもしれません。

フェアウェイウッドはロフト角が大きなモデルに人気が集中していると書きましたが、ユーティリティーもその傾向は同様です。

また、完全にロングアイアンの代わりという地位が確立されたためか、飛距離ばかりを重視するのではなく、実戦で役に立つボールの拾いやすい形状の製品に人気が集まるようです。

UTもフェアウェイウッドと同じように中古価格が下がりにくいですし、特にロングアイアン並みの飛距離が出る、ロフト角24度前後のニーズが多いゴルフクラブと言えるでしょう。

調整機能と中古のFW

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中古ゴルフクラブの市場ではFWは相変わらず数が少ないと言われています。

もちろん、毎年新しいモデルが投入されて中古市場でも販売されてきますが、それでも品揃えが少ないのがフェアウェイウッド(FW)です。

FWの場合は一度気に入ったモデルが手に入るとずっと使い続けるゴルファーが多いクラブであるという特徴が強いため、中古市場に流れてきにくく在庫が増えにくいと言えるでしょう。

さらに、テーラーメイドのVスチールのようなヒットモデルはもちろん中古品の数もある程度ありますが、誰もが知っているようなヒットが少ないのも品薄の原因になっています。

そうしたなかで、人気の出てきているのがテーラーメイドのR9やR11といった調整機能のついたFWです。中古の数もかなり増えつつあります。

そうは言っても、人気のあるモデルに関しては一時的に数が増えても売れたきりになって市場に戻ってこないことも少なくないので、欲しいモデルが決まっている人は値下がりを待たず見つけたときにすぐ購入する方が入手は楽だと言えるでしょう。

ヘッドの形状も重要

フェアウェイウッドの場合、ヘッドの形状も検討したうえでクラブ選びをした方が賢明です。ヘッド形状は弾道調整機能ではどうにもならない部分だからです。

ユーティリティーでも言えることですが、フェアウェイウッドも、ボールが上がりやすいモデルを第一優先として考えるのであれば、フェースの高さに注目すべきです。

フェースが低くなっている場合は、相対的に重心が低くなりやすいのは当然のことです。そうなると、ボールが上がりやすいというメリットが生まれてきます。

反対に、フェース面の高いモデルのゴルフクラブの場合は、重心が高くなるのはもちろんのことフェース面の重量も増加するため、重心が浅めの設計になりがちです。

その結果、強くて吹き上がりの現象が出にくいボールが打ちやすいメリットがあり、吹き上がりをコントロールして何とか避けたいというハードヒッターには最適なタイプと思った方が正解です。

歯が丸いモデル

フェアウェイウッドは、必ずしもライが良い状況から打てるとは限らないのがドライバーとの違いだと言えるでしょう。

フェアウェイ上にボールがあったとしても傾斜がある場所だったり、ラフであるなど厳しい条件のライから打つこともよくあることです。

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そうした、様々な状況下を想定してボールを上手く拾う性能が高いフェアウェイウッドとしては、リーディングエッジの部分が丸くつくられているモデルのほうが有利です。

こうしたタイプのフェアウェイウッドの場合はソールのトウやヒール側が丸い作りになっています。

そのめ、傾斜のある場所でヒール側を引っかけたり、トウ側が突っかかる心配が減って、さまざまなライに対応する力が高イと言えるでしょう。

さらに、ソールが丸い形状になっていると地面から受ける抵抗が小さくなるので、振り抜けの優れたゴルフクラブになるという効果もあります。

ショートウッドをロングアイアンの代用として使用し、アイアンのように打ちこんで使いたいタイプのゴルファー、歯に丸みのあるタイプのものの方が使いやすくなると思われます。


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ゴルフクラブ,選び方,フェアウェイウッド,ロフト,3番ウッド,ショートウッド

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