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ゴルフクラブの選び方を、
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ウェッジの選び方

ウェッジの選び方の特徴と選び方について少し書いておきます。

ウェッジと言うクラブは「AW(アプローチウェッジ)」「SW(サンドウェッジ)」が別々に販売されているモデルと言うのも存在します。

「AW」「SW」に関して言うと、同じメーカーで揃えるのもひとつの方法でしょうし、別のメーカー同士で揃えるのも構わないと思います。

この部分では神経質になる必要はないかと思います。

しかし、自分が今使っているアイアンセットと違うメーカーの「AW(アプローチウェッジ)」「SW(サンドウェッジ)」を購入しようとする場合には、取り敢えずヘッドの大きさとシャフトの硬さ、この2つだけは一致するように揃えた方が良い結果に結びつきやすいと思います。

ウェッジの選び方について

ゴルフクラブを選ぶ ウェッジを選ぶ時に見るシャフトの材質面を検討する時は、男性ゴルファーの場合にはスチール材質の方がカーボンよりも良いと思います。

またアイアンがカーボン製のシャフトだとしたらウェッジは軽量のスチール素材を選択するのが良いでしょう。

逆にアイアンが軽量スチールの材質を使ったシャフトだとしたらウェッジは通常の重量のスチールを選択するようにするなどした方が良いと思います。

この理由はと言うと、ウェッジと言うのはボールの方向性と距離感がコントロールを要求されるクラブとなっているためです。

アイアンよりは重いシャフトにした方が、クラブに振り回されることが少なく、自分の思い通りにクラブを振る事が可能になるからです。

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またロフト角についてはAWとSWの差は6度前後が理想的だと言われています。

微妙な距離の調節が可能になりますし、コントロールがききやすいためです。

ウェッジのゴルフクラブの役割は、アイアンよりも短い距離で確実に打ち分けをすることと、100ヤード以内のアプローチショットを正確にグリーンオンさせて、ピンに寄せるということです。

ここで、ウェッジの本数やロフト角を「PWの次」ということで検討してしまうと、その選択はかなり難しいものになります。

二十数年ほど前ならば、PWのロフト角が48度前後で、SWは56度前後でした。

その8度のギャップを埋めるゴルフクラブとしてAWとかPS(ピッチングサンド)と呼ばれるロフト52度前後のウェッジを加えることで対処できました。

ウェッジ3本構成のクラブセッティングが当たり前になった時期は、ほぼこの頃だと言えるでしょう。

しかし近年ではストロングロフト化が顕著になり、飛ぶアイアンの一部であるPWのロフトは45度前後が一般的になり、プロ仕様のゴルフクラブでも47度ぐらいがほとんどを占めるようになってきました。

こうなると、プロ仕様のウェッジ選びなら以前と同様に3本組の選択でも大きな問題はないとしても、ロフト角45度のPWでは、ロフト52度のAWと比べると7度の違いがあり、とてもではありませんが適正な間隔ではありません。

AWのロフトを少なめの50度ぐらいにして調整するか、新規に48度前後の別なウェッジをもう1本加えて4本組にするかは思案のしどころです。

ゴルフクラブ この悩みを整理できるガイドラインとしては、SWの飛距離を決めることから始めるのをおすすめします。

一般的に、ロフト角56度のSWを使用すると、ドライバーのヘッドスピードが42m/秒前後のゴルファーならば8、90ヤード打てるでしょう。

プロ仕様ともいえるロフト58角度なら70~85ヤードくらいになるのではないでしょうか。

どちらの場合も、このSWのフルスイングでの飛距離と、PWでの飛距離の差をチェックして、その間に必要な本数を考えてロフト角で配分するのが一番良い方法でしょう。

ロフト56度

ゴルフ雑誌やインターネット情報から豊富な知識を得られるせいか、SW(サンドウェッジ)はロフト58度のプロ仕様が一番だと決めつけているクラブ好きの方は少なくありません。

クラブ好きなのは構いませんが、だからロフト56度は初心者用と考えてしまうのは間違いの元です。

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トム・ワトソンは、レギュラーツアー時代から一貫してロフト56度のSWを使い続けています。

LW(ロブウェッジ)を入れたことはおそらくないでしょう。

56度が初心者向けだと言う話は、セット売りのアイアンと組まれているモデルに56度が多いためかもしれません。

経験を積んで、単品ウェッジに買い換えるくらいの時期になると、同じロフトのままでは面白味がないので、少しロフトの大きい58度がいいといった流れが生まれるのでしょうか。

ロフト58度がプロに人気があるのは日本だけに限ったはなしです。欧米では60度のLWと54度のウェッジといった組み合わせが一般的です。

日本で58度需要が高まったのは、ジャンボ尾崎がグリーン周りからスピンの利いたアプローチを放つ目的で、角溝仕様でグースネックにして、弾道が低く強くなりすぎないようなウェッジを使いだしたのが始まりだったかもしれません。

今では、ストレートネックが日本では主流になっているので、本来なら打ち出しが高くなりすぎる影響でコントロールしにくくなるはずです。

しかし、角溝のバイト効果で適度に抑えられていたのでしょう。しかし、新しく導入された新溝規制ルールで、バイト効果は極端に弱まります。

すでに新溝ウェッジを採用しているゴルファー達の間から、球筋が高く出て距離感が合わないという意見が出ています。

その球筋の浮きを抑える目的で、ロフト56度が上級者の間でも主流に戻る可能性もあるでしょう。

アマチュアの練習量はそれほどではありませんから、ロフトが減る方向に移行するのは良いことでしょう。

LWよりAW(アプローチウェッジ)のほうが打点のズレが小さくなり、やさしいのはロフトが少ないことに起因しています。

バンカーでも、ロフトがありすぎるとダルマ落としを起こして前に飛ばず、脱出も難しいものです。56度は、上級者にもオススメできるロフト角です。

単品売りのウェッジ

単品売りのウェッジが市場を賑わしていますが上級者向けが主流になっているのが現状です。自分のレベルに合わせてソールの形状を吟味することが大切です。

タイトリストのボーケイ、クリーブランドのCGシリーズ、フォターティーンのJ.SPEC、といったものが中古市場で人気の高い単品売りウェッジの一部です。

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フォーティーンのJ.SPEC以外は、ほとんどが上級者向けの出っ歯系のティアドロップモデルであることが目立ちます。

その上、ソールのバックフェース側を大きく削った形状で、地面と接地するソールの実効幅が少ないタイプが最近増えています。

この形状の特徴としては、上級者から見れば技術が生かしやすくて抜けのいいモデルとして有利ですが、また技術が伴っていないゴルファーやバンカーが苦手という人にとってはただ難しいと感じるばかりでしょう。

単品ウェッジを購入する場合、ロフト角だけに目を向けるのではなくソールの形状もよく吟味する必要があります。バンカーが苦手な人なら、ソールの幅が狭いモデルは避けた方が良いでしょう。

セット物のウェッジ

5IからPWまで6本セットになったアイアンの場合、本数が少ないために価格も安くなっています。

しかし、AWやSWに使う単品売りのウェッジは難しいタイプが主流であり、初心者、中級者にとってやさしいといえるモデルは限られます。

とりわけ、ヘッドが大きい上にグースネックが強いアイアンに合わせて違和感なく使えるウェッジのモデルは非常に限定されます。

アベレージ向けと言われている大型アイアンを使う場合は、PW以下のウェッジも同じモデルで揃えたほうが間違いが少ないでしょうし、単品モデルを選んで使うよりずっとゴルフプレーがやさしくなります。

一番良いのはアイアンを購入する際にSWまでのセットを選ぶ方法かもしれませんが、バラ売りでも見つかるようになったので後から購入するといいでしょう。

バンカーが苦手ならやさしいモデルを選ぶ

アイアンのセット売りが5番からピッチングウェッジになったこととは無関係とは言えませんが、、単品で販売されているウェッジのニーズは高いものがあります。

しかし、単品のウェッジは上級者を想定したモデルが多く、バンカーショットが苦手だと感じているゴルファーにとっては少々ハードルが高いものだと言えるでしょう。

アマチュアゴルファーはバンカーの練習をする機会も多くないでしょうし、バンカーショットのコツがまだわかっていない人は、やさしさを強調している単品のモデルを活用することが賢明です。

たとえば、フォーティーンの〈C‐030〉や〈DJ-11〉といったモデルがそれに該当するでしょう。

フェースを開いて打つテクニックやソールを使う感覚がない人でも、バンカーショットではある程度の結果が期待できるソールが幅広のウェッジが良いでしょう。

慣れないゴルファーは絶対にソールを削り落としたタイプの多面ソールのモデルは避けるべきでしょう。

ウェッジに冬のアプローチ対策を施す方法

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冬場のアプローチは、夏場とは比較できないほど難しくなります。

第一に芝は枯れているし、朝早い時間帯ではその芝がガチガチに凍っていてクラブヘッドははね返されてしまうことがよくあります。

また午後の時間帯になると、凍っていたところが解けてしまって逆に軟らかくなりすぎて、ボールが沈んでしまうので、ザックリのミスが頻発する事態となります。

このような場合、専用ウェッジを1本加えることが出来ればいいのですが、そうすると何か他のクラブを1本はずすことが必要になります。

しかし、そんな場合に備えた対策があります。現在使用しているウェッジにちょっとした加工を施すだけで専用ウェッジが必要ではなくなります。

ウェッジのソール形状に着目してみると、バンス角が大きめ(12度以上)のウェッジであれば、凍ったライからではうまく打つことは難しいわけです。

ランニングアプローチを選択するのが無難となりますが、グリーン手前にハザードがあればそれはできません。

そんなときは、どうしてもロフト角が大きいウェッジが必要になりますから、SWのロフト角を少し立てるのです。

具体的にはアイアンのロフト角調整は、調整器があるゴルフショップで加工してもらいます。軟鉄鍛造でないステンレス製のアイアンでも、方法次第でロフト角調整は可能です。

それとは別に、サンドウェッジのソールを削るという荒療治もありますが、これをすると元に戻せないため簡単に決断できる話ではありません。

その点、ロフト角調整の場合は元に戻すことも可能ですし、コンディション次第では微調整で済ますこともできるという魅力があります。

ロフト角を立てるメリットとしては、砂が硬めのバンカーでも楽に脱出できるという点も見逃せません。

逆に砂が軟らかい状況やボールが沈んでいるライではフェースを開いてバンス角をつけてやると良いでしょう。

これでスピンのかかったボールが打てます。58~60度程度のロフト角のウェッジの場合、2~3度ロフトを立てるだけでかなり大きな効果が期待できます。


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ゴルフクラブ,選び方,ウェッジ,アプローチウェッジ,サンドウェッジ

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