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アイアンの飛距離アップ

アイアンのゴルフクラブで飛ばなくなってきたから、ロフトを1度立ててみようと考えるのは、経験豊富なシニアゴルファーや、比較的ロフトが寝ているマッスルバックのアイアンのユーザーが発想することでしょう。

しかし、飛ばしたいからロフトを立てるという考え方は、必ずしも飛距離アップには結びつかないことがあります。

ロフトを立てることで飛距離が伸びるのは、ショートアイアンのようにロフトが十分に多いゴルフクラブだけです。元からロフトの少ないロングアイアの場合、打球が上がり切らなくなり、反対にキャリーが出せなくなって結局はうまくいきません。

ゴルフクラブ 打球のキャリーに関しては、ボール初速度と打ち出しの角度、スピン量の関係で決まります。ボール初速を決めるのはヘッドスピードとなりますが、アイアンではシャフトの長さで制限を受けることになります。

本来であれば、長さに見合ったロフトが打ち出し角とスピン量を最適化して、番手ごとの距離の打ち分けができていたのですが、ここ数年のストロングロフト化が影響して、長い番手では十分な高さを出せるゴルファーが少なくなりました。

また、ボール自体もあまりにも飛距離性能を追求し過ぎたため、アスリート仕様のアプローチでスピンがかかるタイプのボールでも、長距離のショットではスピンが抑えられるデザインになっています。

ゴルフクラブを選ぶ その結果、プロのヘッドスピードをもってしても3番アイアンでグリーンに止まるボールが打てないといった状況が生まれました。

そこで、ドライバーで43m/秒以下のアベレージゴルファーの場合は、最近増えたロフトが25度以下の5番アイアンでも、キャリーを出すのは至難の業となりました。

5番で27度のプロモデルを取り上げてみると、1~2度ロフトを立ててしまったら、当然飛ばせなくなるでしょう。仮の話ですが、ティアップしてもロフトを立てて飛ばせるのは、せいぜい7番までが限界と考えた方が良いでしょう。

ミドルアイアンで飛距離伸ばしたいと考えるのであれば、逆にロフトを1度寝かせるぐらいで丁度良いでしょう。さもなければ、番手間の長さを0.75インチ刻みにして、長い番手を少しだけ長尺化し、ヘッドスピードを上げてやるとう手段もあります。

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しかし、一番お勧めできることは、キャリーの出にくい番手からUTやショートウッドに換えてしまうという方法です。

これが最近誰もが勧めている一番有効なロングアインのゴルフクラブ対策と言えるでしょう。

スコア90前後のアベレージゴルファーで、飛ばし屋というほどではありませんが、パワーがないわけでもない。

アイアンはハーフキャビティのもの使用して、150ヤードでは7番を握るという典型的なアベレージプレーヤーを想定してみましょう。

さらなるスコアアップを目指していくところで、プロモデルのアイアンに買い換えたいという考えに到達するかもしれませんが、週1練習場、月1ラウンドするのがやっとというペースをの場合、少し早まった決断になるかもしれません。

上級者のレベル

一口に上級者といっても、常に70台前半を目指すハンデ5以下のレベルと、ときどき80を切ることができるシングルクラスの間では、アイアンショットの許容範囲が全然別なものです。

HC5以下のゴルファーはキャリーオン、もしくは刻んだり外したりしても、確実に寄せワンの狙える場所に止めたいと考えます。そのため、ランが出ることを極度に嫌います。

しかし、80前後のスコアを目指すのであれば、多少ランが伸びても、グリーン近くのアプローチしやすい所に安定してボールを運べれば、それでも構わないでしょう。

言い換えれば、シングル入りを目指すクラスの人なら、プロモデルの5番で打つべき距離のところを7番で狙えるアイアンを選んで、ラクに運ぶことを目指しても構わないのです。

グリーンの状況も、トーナメントに使われるような固いグリーンとは異なり、スピンより高さ重視の弾道で十分止まるでしょう。

ロングドライブ系アイアンの7番のほうが、プロモデルの5番より高弾道で届かせることができるというのであれば、そのほうが止まりやすくもなると言えるでしょう。

最近のボールを使ってミドルアイアンでスピンショットを狙う方法は、肉体的なトレーニングを積んでハードヒッターに変身するか、特殊な打ち方をマスターするしか道はありません。

それよりも、高さで止めていくためにロフトのあるプロモデルのゴルフクラブを選択するか、飛び系アイアンを選んでより短い番手を持つかのどちらかで考えてみる価値はあると思います。

この場合に、飛び系アイアンを選択するのであれば、必ず5番アイアンは外してUTかショートウッドにクラブセッティングを変更しましょう。ロフト25度以下の5番は、ティアップして低い球を打つ状況ぐらいでしか使い道はないでしょう。

さらに、PWの下のウェッジ類も、ロフト角が順に並ぶようなゴルフクラブを揃えることも検討しなければなりません。

アイアンの飛距離を考える

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ヘッドスピードの速いハードヒッターならアイアンのゴルフクラブは飛距離よりも方向性と考えるのは構いませんが、43m/秒以下の人は、あまり単純にあきらめないほうがいいでしょう。

飛ばなければ曲がり幅やミスを最小限に抑えられるという考え方は、OBの危険性が高いドライバーでは成り立ちます。

しかし、アイアンのゴルフクラブは、ラクに遠くへ運べることもコントロール性の一部だと考えてみましょう。

アイアンのコントロール性の基盤になるのはボールの上がりやすさです。上がるということはうまく捕まえるということから始まります。

ショートアイアンがミドルアイアンよりもコントロールしやすいという事実を考えれば、この点はわかりやすいでしょう。

ただし、プロ級になるとヘッドスピードがドライバーで50m/秒超のレベルでしょうから、風の影響を極力受けないように、上がり過ぎに注意する必要も出てきます。

そのため、高重心タイプのアイアンを使用して、芯の下でヒットすることで、インパクトでロフトが立つことを活かして打ち出し角を抑えながらも、スピン量を増やす方向でコントロールを考える必要があります。

アベレージゴルファーはヘッドスピードがそこまで速くないので、上がりすぎを気にすることはそれほど意味はありません。

高重心タイプのミドルアイアンを使うと、高い芯と低い打点のズレのせいでパワーが到達せずに当たり負けてしまい、ライナー性になるだけです。

それでは、低重心の方がいいかといえば、これはシチュエーションによっては難しくなります。

たとえばラフに浮いている状態のボールに対して、ヘッドが深く入り過ぎた場合です。芯の上をヒットしてしまい、テンプラのような弱くて飛距離の出ない当たりが出るリスクがあります。

比較的オススメできるのは、ポケットキャビティのタイプです。このモデルはソール幅を広めにして、そのフェース際をえぐってポケット状にしたタイプです。

重心深度が深く設計されており、スイートエリアが左右ばかりでなく上下にも広がっているのが特徴です。このタイプの特性としてインパクトの打点のズレでロフトが立ちにくい点があるため、やさしく高弾道を期待できる設計となっています。

重心角も大きいため、つかまりやすさの面でも優れています。ロフトではなく深重心設計でボールが上がるアイアンは、パワーを必要とせずにコントロールできるメリットがあるため、ある意味でショートウッドやUTと同様に考えられます。

ロングアイアンについて

ゴルフクラブの中でもプロのようにロングアイアンを使いこなしたいが、ほとんどトップしたスライスのミスばかり出てしまうというアマチュアゴルファーが多いと思います。

ロングアイアンのトップやスライスが出る原因の大部分は、シャフトを十分しならせてヘッドを走らすことができていない点にあります。つまり、ヘッドスピードが思うように上がらないことが原因です。

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何とか飛ばそうという意識が力みを生み出していることも少なくありますが、ゴルフクラブの選び方の側から考えると、ロングアイアンはヘッドが比較的軽くて、スイングして重く感じるというよりクラプ全体が重いと感じることが多いでしょう。

このように全体的に重いゴルフクラブをスイングする場合、パワーが不足していると手元が流れやすいと言えるでしょう。シャフトをムチのように使うと良く表現されますが、それが難しいわけです。

結局、インパクトではロフトが立った状態でボールにぶつかりますから、弾道も低くなり、当然のごとく手元が流れれば、フェースはオープンになり、スライス系の球筋につながります。

さほど、ヘッドスピードが速くないゴルファーがこの問題を解決するには、つかまりのいいグースネックで低重心のタイプのソール幅の広めのヘッドと柔らかめのシャフトが必要となります。

スライサーとロングアイアン

ビギナーの域を脱していないスライサーの場合は、詰まる所、ボールをしっかりとクラブフェースでミートして打ち抜くことができないことが多いのです。

当然、ミート率も高くはなくとりわけ、ロングアイアンは非常に難しいゴルフクラブだというイメージが心の中にあるでしょう。

しかし、有名プロの中にはいちばん難しいゴルフクラブが打てれば、後でゴルフプレーが楽になると3番アイアン1本でゴルフを覚えた強者もいます。

ロングアイアンが難しいゴルフクラブだからこそパーフェクトに打ちこなせるようになれば、上達が普通よりもかなりに早くなるともいえるのです。

ゴルフクラブの性能としては、基本的には重心角の大きい球のつかまりやすいグースネックのタイプで、トップラインの厚みが薄く、ソール幅の広いアイアンを選ぶといいでしょう。

さらに、オーバーサイズのものならもっと良いでしょう。この場合、見た目がやさしく見えますから、無理にボールを上げようとするゴルフスイングも減るはずです。ミート率を考慮すると、シャフトは先調子のタイプは避けた方が賢明でしょう。

ロングアイアンはトウを使う

アイアンはクラブが長くなるほどキャリーが落ちてきて、番手どおりの飛距離が出ないと感じているアマチュアゴルファーが多いはずです。

しかし、トウがどう動くべきなのかをマスターするだけで、番手どおりの飛距離を出せて、ロングアイアンもはっきりと10ヤード刻みで打てるようになるという意見もあります。

アマチュアゴルファーの大部分が苦手だと思っているロングアイアンの打ち方のチェックポイントをここで説明しておきましょう。

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ロングアイアンになるほど難しいと感じる理由は3つあると言われています。第一にロフトが小さいためクラブのヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、球が上がらない状態になる点です。

次に、シャフトが長いせいでクラブ全体の慣性モーメントがどうしても大きくなるため振りにくいと感じるケースもあるでしょう。

最後に、重心深度が浅い構造となっているせいでダウンスイングから先でシャフトのしなり戻りが少ないため球がつかまりにくいことも言えるでしょう

これらのポイントを克服して、ロングアイアンを打ちこなせるようなるには、トウを意識して回すことに加えてフェースの開閉動作を加えることが大切です。

ロングアイアンを打ちこなすためには、トップ・オブ・スイングのポジションでフェースが斜め45度を向くほど開いて上げます。

そして、その開いたクラブフェースがフォロースルーで地面を向くほど閉じることです。

両わきが締まった状態でフェースターンが鋭角的になればヘッドスピードはアップして、結果的に球もつかまりやすくなってキャリーも伸びるはずです。

球をつかまえるのに大事な点として、インパクトからフェースを閉じていく動きを実践する必要があるわけです。

そのためには、ハンドファーストで球をとらえる意識を持つ必要があります。ハンドファーストで、ロフトが若干立ち気味の状態でインパクトを迎えるようにします。

当たり負けすれば、若干フェースが開いた状態でも、スクエアでロフトなりのインパクトができるはずです。

インパクトの後は、トウがターゲットに向くようにフェースを閉じることができれば、球がつかまって、番手どおりの飛距離が出るでしょう。

ハンドファーストでインパクトを通過して、鋭角的にフェースターンするには、左腕が自然な状態で伸び続けている必要があります。

表現を変えれば左腕を伸ばしたままのスイングを目指すことが、球をつかまえて飛ばすために必要な条件と言えます。

フェースを返そうと意識して、左ひじをたたんで返せばフェースがかぶってロフトが極端に立ったままヒットして、球が上がらないためにキャリーも出ません。

もしくは、インパクトで左ひじを引いてしまう状態だとクラブフェースが開いたままであるため、やはり球がつかまりません。

フィニッシュのすぐ前まで左腕を曲げないでスピード感を維持しながらフェースターンして振り切るようにしましょう。

ゲーム性を重視するモデル

飛距離の面で優れているアイアンの人気は一般的に高いですが、ゲーム性を重要視にするモデルを求める人もいるでしょう。

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この場合、ブリヂストンのツアーステージX‐BLADE‐GRやフォー・ティーンのTCフォージド系などを選ぶかと思います。

このようなアイアンのロフト角設定は5番アイアンで25、6度くらいです。飛距離重視のアイアンと比較して1番手くらいロフト角が多くなっています。

アイアンは狙った距離を打ち分けるために必要なゴルフクラブですから、極端に飛びすぎるモデルは100ヤード前後の打ち分けで苦労するでしょう。

飛びに期待せずにスコアを重視するゴルファーにとっては、それなりに最適なモデルがあるわけですがいずれにしてもロングアイアンの需要は減ってきていることは確かです。

アイアンに対する要求が飛距離アップなのかスコアアップなのかで選択するゴルフクラブは違ってきますが、上級者がロングアイアンを選ぶとなると自ずと選択肢は限られてくることになるでしょう。


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