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アイアンシャフトの材質は軽量スチールとカ-ボンシャフトどちら?

これはアイアンクラブに限ったことではありませんが、ゴルフクラブを購入する時に一番注意すべきポイントになるのはがシャフトの重量にあります。

シャフトが重すぎると無駄なリキミがどうしてもスイング動作に入ってしまい、ゴルフスイングにおける再現性の低下を招きがちになります。

これによって、ダフリのミスや飛距離が伸び悩む原因となる可能性を秘めています。

ゴルフクラブ 逆に軽すぎるシャフトだと余計な動きが簡単に出来てしまうので、この場合もゴルフスイングの再現性の低下につながってきます。

感覚的な話になってしまいますが、ゴルフクラブを振ってみて少し重い気がするぐらいが妥当な重さの目安と考えても良いのかもしれません。

最近のゴルフショップは試打ができるところが多いのでは色々な重さのシャフトで実際にスイングしてみて、ちょうど良い感覚のシャフトを見つ出しましょう。

市販のアイアンを購入しようとする時には、大きく分けて重さが違う3種類のシャフトのついたモデルが中心になります。

どの材質のゴルフクラブを選ぶかという点は、ゴルフスイングに対して少なからず影響を及ぼしますので慎重なシャフト選択をしましょう。

アイアンのシャフトの種類は、NSプロ950GHが代表的な存在であるような軽量スチールシャフトモデル、ダイナミックゴールドなどの重量のあるスチールシャフトの装着モデル、そして、クラブメーカーがオリジナルで開発した重量で言えば50~60g程度のカーボンシャフト仕様のモデルとに分類できます。

アイアンのゴルフクラブの重さ

ゴルフクラブを選ぶ アイアンのゴルフクラブの重さというのは、使う人のパワーに合わせて選ぶことが基本的な考え方です。

自分の体力よりも重いオーバースペックのシャフトを選んでしまうとうまく振り切ることが難しくなりボールが飛ばなくなったり、さもなければ手前をダフってしまったりといったデメリットが予想されます。

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逆に、近年多く見られるのは、アンダースペックの軽いモデルを選択しているケースです。

体を使ったフルスイングが難しくなって手打ちになる傾向になるため、バックスイングもフォロースルーも小さくまとまってしまいまう。

そのため、徐々に飛距離が落ちてきたり、ハーフトップといった薄い当りになるというデメリットが予想されます。

クラブのシャフトの種類を決定するのは重さは大切なポイントなのです。基本的には「振り切れる範囲内で重いシャフト」がお勧めです。

振り切れる範囲というのは具体性に欠ける表現かもしれませんので、ヘッドスピード=自分のパワーと想定してシャフト選びをするといいでしょう。

ヘッドスピードでシャフト選びをする

5番アイアンで総重量を比較した場合、ダイナミックゴールドのモデルで430グラム前後、軽量スチールシャフトで400グラムほどカーボンシャフトのモデルだと350グラム前後になります。

より具体的に説明すると、ヘッドスピードが48m/s以上あるゴルファーならダイナミックゴールドクラスの重量級仕様を選ぶと良いでしょう。

40~43m/s程度ならば90グラム前後の軽量スチールシャフトがベスト。38m/s以下なら軽量の力-ボンシャフトモデルが一応の目安になると思えばよいでしょう。

但しこれは、あくまでも目安となる数字ですので、自分のヘッドスピードより少しくらい重いモデルを選んでも振れるようならそれでも問題ありません。

しかし、明らかにアンダースペックになる軽量モデルは選ばないほうが間違いないでしょう。

ヘッドスピードが自分で分からない人はドライバーの飛距離を目安にするのもひとつの方法かもしれません。

フラットなホールで270ヤード飛ぶならダイナミックゴールド。210~230ヤードほどなら軽量スチールシャフト。200ヤード以下なら軽いカーボンシャフト仕様のアイアンがお勧めです。

アイアンのゴルフクラブを選ぶ要素の1つにシャフトの素材があることを説明してきました。

一般にスチールシャフトはカーボンシャフトと比較して重いので、プロやアスリート系のアマチュア向けと考えて良いでしょう。

逆にカーボンシャフト装着のアイアンは、何よりも軽くて振りやすいのが大きなポイントです。

軽量スチールシャフト

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また、近年は軽量スチールと呼ばれるシャフトが非常に人気が高くなってきて、大手ゴルフクラブのメーカーのアベレージゴルファー向けアイアンセットにも、標準で軽量スチールが装着されたもの増えています。

最近ではアメリカでも軽量スチールのアイアンに対する注目度が以前よりもアップしたように思えます。

シャフトの銘柄によっても違いがあるものの、従来の110~120gのスチールと比較すれば、軽量スチールは1~2割ほど軽いでしょう。

軽量と名前はついていますが、もちろんカーボンほど軽くはありません。

たとえば、最近一番人気と言っても良い日本シャフトのNSプロ950GHは、Rシャフトで94.5g、2005年から宮里藍プロが使ったプレシジョンのライフル90は、これまでのライフルのシャフトよりも約20g軽くて90gです。

他には、トゥルーテンパーから販売されているダイナミックゴールドライトは約109gで、こちらは従来のダイナミックゴールドよりもおよそ15g軽いのが特徴です。

上記以外にも、たくさんの軽量スチールが販売されていますが、ゴルフクラブの振りやすさという観点から見れば、従来のスチールよりも軽量スチールの方が振りやすくなっていることは間違いないでしょう。

慣性モーメント

振りやすさのひとつの指標であるゴルフクラブ全体の慣性モーメントを確認してみましょう。

ダイナミックゴールドS200を装着したアイアンモデルでは、5Iの総重量は428gで、慣性モーメントは276万g平方センチ程度です。

一方、軽量スチールのNS950のSの場合、総重量405gで慣性モーメント271万g平方センチになります。

ゴルフクラブ全体の慣性モーメントの場合、アイアンで1番手違うと約1.5万g平方センチの差が出ますから、5万g平方センチの差は約3番手分、振りやすさが違うという解釈が成り立ちます。

言葉を替えると、5Iと8Iほど違いがありますので、アベレージゴルファーがスイングしてみてもその違いは明らかだと思います。

軽量スチールシャフトの合うゴルファー

軽量スチールシャフトは、どんなタイプのゴルファーに向くのか整理しておきましょう。

カーボンだと軽すぎるが、スチールだと重すぎて振り切れないという比較的パワーがある人向けのシャフトだとメーカーは説明しています。

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確かに、シャフト重量だけみれば、カーボンと従来のスチールシャフトとの中間になりますから、この説明は正しいのでしょう。

ドライバーのゴルフクラブで240ヤードも飛距離があるゴルファーでも、アイアンのシャフトがドライバーとほぼ同じ重さのカーボン製であるということも珍しくありません。

この場合、ドライバーのシャフトは50g台半ばのものになっているのでしょう。

しかし、長さが45インチもあるドライバーが50g台で、38インチしかないアイアンが60g程度では、クラブセットのマッチングとしてアイアンが軽くなりすぎるように思えます。

こうした場合には軽量スチールを試してみても良いかもしれません。

カーボンシャフトは比重が小さく軽いのが特徴の素材なので軽量化する意味では大きな効果があり、シニアゴルファーや女性向けのアイアンシャフトには今や欠かせない材料です。

その一方で、軽量スチールは基本的にシャフトの肉厚を極限まで薄くすることで軽量化していて、薄くすることで懸念される強度不足はシャフトの太さを太くして解決しています。

もともと、スチールという材質はねじれが少ないものから、トルクを抑えたシャフトを製造することも可能ですし、軽量スチールは手元側をより太くして強度を確保していますから、先調子になりやすく、ボールが上がりやすいゴルフクラブに仕上がります。

こうした面から見ると、軽量スチールは軟らかくてトルクが少ないシャフトにすることが可能で、ある程度パワーヒッターの場合でも十分使用に耐えうるのが特徴です。

シャフトの重量がたとえ10gでも軽くなれば、その分だけゴルフクラブの慣性モーメント値が小さくなり、より振りやすいゴルフクラブに仕上がってヘッドスピードがアップします。

従来からのスチールシャフトを使っていたゴルファーが軽量スチールに代えれば飛距離が伸びる上に、弾道がこれまで以上に高くなりボールにスピンがかかりやすい弾道になることが期待できます。

軽量スチールの発売当初は、軽量とはいってもスチール製であることには違いがないからアスリート系でないとなかなか用意には使いこなせないと考えられていました。

しかし、近年では90gを切るタイプも増加していますので、さらに幅広いユーザーを対象にしたシャフトと言えそうです。

体力のあるゴルファーはUSモデルも選択肢に

ハードヒッターやセミハードヒッターに見合ったアイアンのほとんどが、パワーのあるゴルフスイングが出来る重いスチールシャフト仕様になったプロモデルが目立ってくることもあるでしょう。

しかし、体力はあっても初~中級者レベルのゴルファーも少なくありません。

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残念なことに、国産メーカーにはそうした人たちが使いやすい、重くてやさしいモデルが多くはありません。

中古クラブのトレンドとは必ずしも合致しませんが、力はあるけれどテクニックが不足しているという人は外国プランドのUSバージョンモデルに目を向けることも一つの方法です。

例えばですが、キャロウェイのRAZRXアイアンやテーラーメイドのバーナー2.0アイアンといった有名どころでもやさしいアイアンも、US仕様なら重いシャフトになっています。

これらは中古ショップで入手可能ですし、同じような程度の製品でも日本仕様になったアイアンより安く買えるモデルも見つかるかもしれません。

軽量シャフトの次世代候補

ここで、将来的に軽量シャフトのホープとも目されている素材を紹介しておきましょう。それは、ケブラーです。

ケブラーはゴルフよりもヨットの分野でよく知られている素材でヨットのセールにはこのケブラー繊維がとても効果的に使用されていると言われています。

ヨットのセールには軽い上に強度が求められ、それでいて尚且つ反発力も併せもつことが絶対条件となっているようですが、これに最適な素材としてケブラーが使われています。

ケブラーとはデュポン社の登録商標であって、化学的にはアラミド繊維というものです。カーボン繊維よりも軽くしなやかさを持ち合わせており、見方を換えればボロン繊維と対照的な素材です。

ボロンは金属的な感覚が強い素材であるのに対して、ケブラーは粘り感とかしっかり感を出す用途に向いていると言われています。

かつては、ヤマハやマルマンが軽くて反発力もあるこの素材の特性に注目して、ウッドのヘッドの素材にケブラーを採用した経緯があります。

ボスト・カーボンヘッドの素材として注目を集めましたが、チタンやジュラルミンでの開発が進んでメタルウッドが急激に進化を遂げたせいで、すっかり過去のものになってしまいました。

しかし、ケブラー繊維がゴルフの世界で見なおされているという説もあります。もちろん、軽くて、粘り感を持っていて軽量シャフトに最適な素材として注目されるのもある意味では当然のことかもしれません。

ゴルフシャフトの軽量化が加速化されている時代において、カーボン繊維では軽くなればなるほど硬く感じてしまうという問題が生じてきています。

そこで、ケブラー繊維の開発が待ち望まれているということらしいのですが、特に、レディース用やシニア用のシャフト複合材として最適なのかもしれません。

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ゴルフクラブ,アイアン,重さ,軽量スチール,カ-ボンシャフト

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