パタークラブの選び方
「パターに型なし」という言葉はよく言われて、結果が満足できるものなら、どんな格好で打ってもいいと考えられています。
ゴルフクラブとしてのパター選びも基本的には同じことが言えます。自分にとって打ちやすい、狙いやすいと思うパターがいいパターと考えれば良いでしょう。
しかし、その形状によっての特徴や上手く調整されていないケースも少なくないので、その点を少し丁寧に解説しておきましょう。
ご承知とは思いますが、パターには大きく分けて4つのタイプがあります。
ショートパットがいやだと感じているゴルファーは、メンタル面が大きく影響を及ぼしているはずですが、ここでパターゴルフクラブにその原因を求めるなら、パタークラブの形状に問題がある可能性が考えられます。
言葉を替えれば、ショートパットをはずす理由は少なくとも距離感より方向性の方に問題が大きいはずです。
パターのスウィートスポットでうまくヒットできていないとか、フェース面がブレるといったケースがこれに相当します。
これはその人の構え方や打ち方がパターの形状にマッチしていないと起きやすくなる現象だからです。
パターを分類するとピンタイプ、マレットタイプ、L字型タイプの3タイプに大きく分ける事ができます。パター選びは非常に大切です。
ゴルフのスコアアップをはかるには、パッティングの良し悪しにかかっていると言っていい程重要なものです。
プロでない限り、パターで打つのは全体のショットの4割だとのデータもあるくらいです。
ゴルフショップに出かけると数多くのパターが置いてあり、ミニグリーンが設置されているところがあります。そこで実際気になるパターで打ってみて打ちやすさが確認できるは便利なことです。
パタークラブの選び方について
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最初はこうした場所で打つのは少し抵抗があるかもしれませんが、実際に皆さん打っていますので、恥ずかしがらずにあなたも打ってみましょう。
上記3つのタイプのパターのうち、ゴルフ初心者にお勧めのパターとなると「ピンタイプ」か「マレットタイプ」の2タイプだと思います。
【ピンタイプ】
ヘッドにあるトウ&ヒールと言う部分が特に重く設計されているタイプです。
ピンタイプはミスショットに強い事からゴルフ初心者にはお勧めしやすいパターだと思います。
「ピン」という名前の由来は米国の「ピン」と言うメーカーがこの形を最初に設計した事から同じ様な形状のパターは全部「ピンタイプ」と言う風に言われています。
【マレットタイプ】
ヘッド形状が蒲鉾の様に丸い形をしているパターです。ヘッドだけを見るとウッドクラブの様なイメージをもつかもしれません。
重心を深く設計してある為にパターのヘッドを動かすのには他の形状のパターに比べてスムーズです。
しかし、その分スイートエリアは狭くなっているのがデメリットです。
しかし、当初の設計から変更を加えて、最近ではこのヘッドがもっと大きいクラブもある様です。
フォローがスムーズになったりスイートエリアが広がったりとメリットの多いパターになってきています。
まずは、パターの購入時ではとにかく試打する事が大きな決め手となります。必ず打ってみて感触を確かめてから購入する様にしましょう。ゴルフ雑誌なども参考になる記事が出ているときがありますから、情報収集も大切なことです。
他人と違うゴルフクラブを使いたいというゴルファーは割と多いようです。自分を個性的に見せたいという意図があるのでしょう。
しかし、友人4人でラウンドしたら、全員同じ『ゼクシオ』のアイアンろ持ってきて、キャディさんを困らせてしまったという極端な例もあります。
自分のゴルフクラブが見分けがつくよう、番手数字のカラーの塗り替えを依頼するゴルファーもいるようです。
パターの場合はまったく同じモデルも同時に複数の人が使っていても、ヘッドカバーなどで工夫すればなんとかなるでしょう。
ピンタイプのパターは21世紀の標準になるという考え方をする人がいるようですが、その根拠となるのは扱いやすく機能性に優れていることにあります。
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L字型やT字型のパターと比較して、極端にシャープなわけでもなく、適度な許容範囲を有するスイートエリアを持っています。
また、ライに対応するのが有利なように、広すぎないソールもその理由でしょう。
すべてのストロークタイプにマッチする適度な操作性と打感に対する打球スピードの把握がしやすい点も距離感を養うのに向いています。
以上のポイントは、ラインヘの対応性を作り出してくれますが、これはプロが最も重視する要素でもあります。
トッププロの場合は、とりわけ高速グリーンで厳しい戦い強いられるUSツアーのプレーヤーは、ほとんどがピンタイプを愛用しているのは、こうした理由が考えられます。
ラインヘの対応性と表現しましたが、要するにラインに応じてゴルフスイングを変えることを意味します。下り傾斜と上り傾斜で同じ打ち方をするわけでもありません。
また、フックラインとスライスラインでは傾斜に応じた打ち出しを微妙にコントロールできるということが、感性にマッチしやすいのです。
常日頃から、パターは同じ打ち方をしなければいけない、アドレスできっちりラインに対して立たなければならないという制限から解放されたほうがストロークもスムーズにできるでしょう。
ラインに乗るではなく乗せるという非常に攻撃的なプレースタイルを作り出すことにつながるでしょう。
異形系の特徴は、ヘッドがブレにくい半面、操作性が低いということですが、ツアープロがそれを短期間使用したとしてもピンタイプにすぐに戻る例が多いのは、感性に対する制約でリ気分転換している部分もあるのでしょう。
パットが上達したいと願っているゴルファーや、これからゴルフを始める人には、まずピンタイプから使い始めるのも悪くはないでしょう。
ゴルフクラブのパター
ゴルフクラブの種類はたくさんありますが、最後のグリーン上でボールを穴に入れる役割のクラブとしてパターが使用されます。
レジャー施設などにもあるパットゴルフをした経験のある人ならパターの形状はおよそ見当が付くでしょう。
ゴルフクラブとして正式に使用されるパターについて紹介していきましょう。
パターはグリーン近くになると必ず使用するクラブですから、使用頻度は一番高く、ゲームの中で非常に重要な役割を担っているクラブだとと言えるでしょう。
ゴルフクラブのパターについて
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パターを選ぶ場合には、十分に検討してから購入することが大切です。まずパターの種類ですが、いろいろな形状(スタイル)があります。
ざっと挙げてみると、ブレードタイプ、マレットタイプ、ピンタイプ、ネオマレットタイプなどがあります。
それぞれは、ヘッド部分の形状に違いがありますが、使用方法はどれも同じです。
もちろん、ここで挙げた以外の形状のパターもあります。大切なことは、しっかりと吟味して自分が使いやすい形状のパターを使用することです。
材質はいろいろありますが金属やプラスチックなどが中心で、ヘッド部分は金属が一般的に使用されています。
ただし、金属でもブロンズ、ステンレス、アルミニウムなど素材も何種類もあります。打った時の感触が材質によってかなり変わると言われています。
初心者ゴルファーであれば、最初はあまりこだわらずにステンレスの材質で十分でしょう。
パッティングの感触はヘッド部分の重量やバランスによってかなり変わると言われています。どのようなものがいいかはゴルファーの個人差に委ねられている部分だとも言えますから、ここでは一概には決めつけません。
また、ゴルフボールが実際に当たる部分の角度や形状によっても、たくさんの種類に分かれます。パターを使用する場面では、強く当てるのではなく、柔らかく慎重に当てるケースが多いのですから、自分で打ってみてボールの感触が指にまでうまく伝わるようなパターが良いパターと言えるでしょう。
パターのロフト
ほとんどの市販のパターには、2~4度のロフト角がついています。そのわけは、ほんの少しでもハンドファーストの状態でヒットしてしまうと、マイナスロフトになることを防ぐためです。
地面に対してフエース面が被った状態でボールに当たると、ボールを地面に押しつける現象が起きて、ボールはそれに反発してで跳ねてしまい、距離感も方向性も大きく狂ってしまうためです。
トップスピンがかかって転がりが改善されるということは期待できません。以前には「逆ロフトパター」というのが発売されたこともありますが、いつの間にか市場から姿を消したのは、おそらくこれが関係しているのでしょう。
「転がりを良くする」という点においては、見解が2つに分かれていることを知っておきましょう。
1つは、打ち出し直後からボールが順回転する方が良いという考え方です。この場合に狙ったラインを外れることなく、最後まで伸びのある転がりを維持できるというのがその根拠です。
もう1つは、打ち出し直後は無回転で滑る部分(スキッドソーン)があり、途中から順回転が始まる方が良いという考え方です。この場合、出だしの芝目やライの影響を受けにくく、曲がるラインであっても幅を狭めて狙っていけるという考え方です。
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これらは、どちらが正しいと言い切るのは大変難しいことです。
しかし、開発段階からのコンセプトをこのどちらかに設定しているゴルフメーカーは少なくありません。
イエスのCグループパターはフェースに半円状に溝を深く刻んだモデルで前者に属するでしょう。
ナイキやテーラーメイドも、フェースに溝を入れたモデルを販売しています。
これが、実際にスキッドゾーンが減らす効果があるのかについては何とも言えません。
マグレガーはロフト6度というモデルを発売したように、明らかに後者のコンセプトです。多少ハンドファーストにしてもスキッドゾーンを確保できるようですが、ここまでロフトを大きく発想はかなり特殊な存在でしょう。
これは実際にパターで試打してて確かめ、ボールの転がりがイメージと問題ないと考えるべきでしょう。
ここで注意が必要なのは、アマチュアの場合はプロのように高速グリーンでのシビアなタッチは要求されないという点です。
しっかり打ててラインを外さず、距離感が合うパターを使うことが最優先ですから、極端に微妙すぎる転がりの善し悪しはそれほど重要ではないという考え方もあるでしょう。
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ゴルフクラブ,選び方,パター,ピンタイプ,マレットタイプ,L字型タイプ