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ウェッジ選びのロフト角と距離感

PW(ピッチングウェッジ)からSW(サンドウェッジ)までの飛距離間隔は、ロフト角のピッチを均等に刻むことがゴルフクラブ選びでは大切です。

ロフト角 まずは、クラブヘッドのどの部分がロフト角に相当するのかをご覧ください。

シャフトを垂直に立てた場合に、フェースとの上向きになる角度をロフト角と呼んでいます。

これまで以上にゴルフプレーを楽しめるようになるにはウェッジの選び方を考える必要があります。

本来のアイアンの役割りは飛距離をできるだけ等間隔に刻んで打ち分けることにあります。

そのため番手ごとに0.5インチの単位でその長さを変え、4度刻みでロフト角を変える設計がアイアンクラブをデザインする上での基本とされています。

ストロングロフトのモデル

ゴルフクラブ しかし、そうした基本に従ってデザインされているゴルフクラブは一部のプロモデルと呼ばれるアイアンに限られています。

ロフト角の立ったアベレージゴルファー向けのストロングロフトのモデルでは必ずしもそうなっていないことを知っておくべきでしょう。

ゴルフクラブを選ぶ アイアンのロフト角を立てるストロングロフト化の場合でも、全部の番手のロフト角を立てるわけではありません。

一番長さが短いサンドウェッジの場合、ストロングロフトのゴルフクラブでも56度のロフト角になった仕様のものがほとんどです。

これは、バンカーで使うという特殊な役割を担っているためでしょう。

サンドウェッジのロフト角を維持したまま他の番手のロフトを立てているのがストロングロフトのアイアンセットです。

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こうした事情から、ストロングロフトアイアンではできることなら4度ピッチくらいのロフト設定で飛距離を均等に打ち分けたいところです。

しかし、実際のところは短い番手のゴルフクラブが、ピッチングウェッジで43~44度、アプローチウェッジが49~50度、サンドウェッジが56度と、ウェッジの番手間のロフト角が6~7度ピッチに広がってしまっているわけです。

番手間のロフト角のピッチが大きくなるということが意味するものは、番手ごとの飛距離の差が大きくなるということです。

ストロングロフトアイアンは飛距離が出る代償として、短い距離の打ち分けをクラブだけに頼るのではなく、振り幅で調整するというテクニックが要求されているのです。

サンドウェッジのフルスイングを考える場合、ドライバーのように振り回すわけではありません。

気持ちよく、バランスの取れたゴルフスイングで、無理なくボールを運べる飛距離を基準にすべきです。

そう考えるとフルスイングでは「80ヤード」という数字が妥当な線のように感じます。

もちろんサンドウェッジで90ヤード以上飛ぶというゴルファーもいることも確かですが、ドライバーのヘッドスピードに換算して46m/秒以上で振れないとどこかに無理がかかっています。

確かに意識して強く打ち込んだり、ボールのセット位置を右側に寄せてロフトを立てるようにすれば飛んでしまうゴルフクラブがサンドウェッジの特徴です。

ヘッドスピードが本当に速くて、90ヤードを無理なくクリアできるようであれば、それはそれで問題ありませんが、調整しなければいけない距離幅が10ヤード増えることにはなります。

十分な振り幅をキープしながら短い距離を打ち分けられるテクニックがあると、アプローチショットでは俄然有利に働きます。

サンドウェッジのフルスイングで安定して80ヤードを飛ばせるようになると、かなりのアドバンテージを手にすることができます。

スリークォーター、ハーフ、クォーターのそれぞれのスイング幅で、60ヤードから20ヤード刻みで距離幅を作ることができるようになります。

単純計算で20ヤード刻みできるなら、ピンまでの距離は10ヤード以内のズレ幅に納目ることが可能です。

10ヤード以内に運べると、かなり高い確率で2パット以内でそのホールを終えることがでるはずです。

無理せず振れる打ちやすさとミスショットの出にくい点を考慮すれば、まずは「ロフト56度のサンドウェッジで80ヤード」をクリアすることから始めてみてください。

SWのロフトは56°がベスト

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ここで、LW(ロブウェッジ)を参考比較として考えてみましょう。ロブショットを打つことが目的の一つであるためロフトは60°に設定されています。

一度でも経験したことがある人は納得できると思いますが、非常に距離感が合わせづらいのがLWです。これは、寝すぎたロフトにその原因があります。

ロフトがある角度を境にしてそれよりレベルに近くなると、ボールがインパクトでフェースの上を滑りやすくなります。

このため、打点が上にズレれば極端に飛ばない大ショートが待ち受けています。ジャストでスイートスポットの辺りでボール捕らえた場合は、きちんと飛んでしまうということになります。

56°ならばスクエアに使ってボールがフェースに乗り、十分な高さと安定したスピン量を出せる可能性があります。

また、このロフト角でも、少しフェースを開くことで60°以上を実現可能なので、アゴの高いバンカーでもそれなりにクリアできます。

最初から60°のサンドウェッジのゴルフクラブをスクエアに使うよりも、フェースをオープンにした分のバウンスが有効に働くので、前方に飛ばしやすい利点もあります。

ストロングロフトのまとめ

最近のアベレージゴルファー向けのアイアンクラブに関しては、ストロングロフト設計のセットが体勢を占めている状況です。

ものによっては5番アイアンで23度となっていいて一昔前なら3番アイアンで通用するようなクラブまでいくつもあるわけです。

もちろん素材や製造技術の進歩に伴って立っているロフトのクラブてもボールを高く上げやすくなっています。

しかし、これでは下の番手、とりわけウェッジとのロフトピッチの開きが大きくなってしまう現象に直面します。

ある特定の距離が残っていると途端に打ちにくくなることには注意を払う必要が高まります。

中古ショップで、5IからPWまでの6本セットの比較的最新に近いモデルを安く買いたいという場合、今使用しているウェッジを確認する必要があるでしょう。

その結果次第で、PWと今のウェッジとの間にもう1本別のロフトのウェッジを準備しなくてはいけなくなる場合もあるでしょう。

さらに、ネック形状にも注意を払う必要があります。自分のクラブセッテイングの仕方によって好みが出てくるのと、やはりウェッジとの統一感の問題が出てくる可能性があるためです。

ハンドファーストに構えてボールを包み込むようにしているゴルファーはグースかセミグースネックが向いているでしょう。

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しかし、昨今流行している単品ウェッジにはグースタイプは稀にしかなく、ストレートネック形状であるいわゆる「出っ歯」型が主流です。

そのため、グースネックのアイアンを使っている人は、単品ウェッジを一緒に使うと違和感を感じるでしょうし、ゴルフスイングを変えなくていけなくなることまで心配しなくてはいけなくなります。

最後に、アイアンヘッドの素材や構造のバリエーションは以前よりもずっと増えて、選択肢が広がっていることは確かです。クラブを選ぶ際には必ず試打をしてしっかりとチェックした上で購入を検討することをお勧めします。

ロフト角のニーズの変化

ロフト角48度や50度といったウェッジのニーズが以前よりも増えているのは間違いないでしょう。おそらくは、中古品の売れ行きもこれまでとは違う傾向が見られるものと思われます。

売れ筋のロフト角は以前とは違ってきていることは容易に想像できます。

基本的な売れ筋は、アプローチウェッジとしての52度。サンドウェッジとしての56度や58度といったロフト角です。

しかし、48度や50度といったロフト角のウェッジも間違いなく売れいます。これはアイアンのロフトが立ってきていることの影響とみるべきでしょう。

飛ぶアイアンでのピッチングウェッジはロフト角が44度。それに52度と58度を合わせてしまうと、ロフト角が極端に開きすぎてショートゲームがやりにくくなります。

そこで44度のピッチングウェッジに48度、そして52度に56度という組み合わせのウェッジを組み込むことでロフト角のギャップを均一化しようとするゴルファーが増え、従来とは違う48度や50度といったロフト角が売れ始めたと考えるべきでしょう。

ソール形状の多様化

5番からピッチングウェッジというアイアンのセット売りが影響して、ピッチングウェッジ以下の単品売りウェッジも中古でも人気のクラブです。

ゴルフショップには多様なモデルが並んでいますが、サンドウェッジとして使用する機会の多いロフト角56度や58度といったモデルは注意して選ぶ必要があります。

注意が必要なポイントはソール形状とバンス角です。人気のあるタイトリストのボーケイデザインSM4やSM5といったモデルがその典型です。

ソールのトレーリングエッジ側を落としたソールの実効面積が少ないモデルが目立ってきているのです。その上、同じ系列のモデルでソール形状が3種類もあるということも珍しくないでしょう。

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ウェッジのソール形状はバンカーでの弾き具合を決める意味で無視できない重要な要素です。

ソール選びに自信がないゴルファーは、ソールを落としていないモデルを選択する方が間違いないでしょう。


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ゴルフクラブ,ウェッジ,ロフト,距離,ストロングロフト

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