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フェアウェイウッドとユーティリティの比較

ゴルフクラブの中で一番飛距離が得られるのはドライバーで、主にグリーンを狙うクラブがアイアンです。

この2つの間に入るのがフェアウェイウッド(ショートウッド)やユーティリティーです。

ゴルフクラブを選ぶ 最近では、ストロングロフト化の影響で長い番手のアイアンの取り扱いが以前よりも難しくなった関係で、プロアマ問わず高番手のフェアウェイウッドやユーティリティーを使用するゴルファーが急激に増えています。

フェアウェイウッドとユーティリティの大きな違いとして注目すべきなのはクラブ長さにあるでしょう。

あるメーカ一のフェアウェイウッドとユーティリティを比較してみると、同じロフト角19度のクラブでも、フェアウェイウッドは長さ42インチであるのに対して、ユーティリティは39インチと3インチも短くなっています。

シャフトが長くなればなるほどヘッドスピードが上がるというのが物理的な原則ですから、飛距離を出すという点ではフエアウェイウッドが勝っていることになります。

その一方で、短いほうがクラブを振りやすいためスイートスポットで確実にボールに当てやすくなる面もありますから、正確性という点から見ればユーティリティの方が勝っているとも言えるでしょう。

フェアウェイウッドは、シャフトが長い分、確かに飛距離は伸びるでしょう。女性ゴルファーにとっては、長いから苦手という考え方をする人も少なくないようです。

しかし、最近のフェアウェイウッドは重心が低い設計となっていてスイートエリアも広いので、アベレージゴルフアーが考えている以上に扱いは容易です。

ウッド型ユーティリティの特徴としては、やさしく感じるという点があります。

クラブが短いわけですから。フェアウェイウッドほど飛距離は期待すべきではありませんが、少なくともアイアンクラブよりは飛距離は伸びます。フェアウェイウッドの長さがどうしても苦手だという人は、ユーティリティを使うことにすれば良いでしょう。

フェアウェイウッドやユーティリティーが人気

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そこで問題になるのが、ロングアイアンやミドルアイアンの代わりに入れるクラブの選択をどうすべきかということになります。

3番ウッド(スプーン)やロングアイアン以上の距離を打つ番手は別と考えて、4,5番アイアンの距離を狙うのに、7番ウッドと9番ウッドといった、ショートウッドを入れるべきか迷うゴルファーは多いのではないかと思います。

何を選択するかを決めるためには、それぞれのクラブがどのような特性を持っているを知ることが非常に重要です。

また、一口にユーティリティークラブといっても、ウッド型ユーティリティーとアイアン型ユーティリティーでは性能がまるで違うので注意か必要です。

性能の違い

ゴルフクラブ ウッド型ユーティリティーはフェース面に丸みを帯びていて、フェアウェイウッドから派生したものであり、アイアンから派生したフェース面が平らになったアイアン型ユーティリティーとは外観上も異なります。

それぞれのユーティリティークラブで一番違うのはボールにかかるバックスピン量と、それに伴う弾道の高さです。

ロフト角と長さが同じクラブを比較しても、ヘッドの重心が深くなるほどインパクトでフェースが上を向く効果があります。

そのため、重心深度が深いクラブほどボールが上がりやすいことになります。

さらに、フェース面上のスイートスポットが高い位置になるので、バックスピンもかかりやすくなるという特性が加わります。

重心の深さはヘッドの形状の影響をモロに受けやすいので、一番重心が深くなるのは横幅が広いフェアウェイウッド、次いでウッド型ユーティリティー、そしてこの二つに比べて極端に重心が浅いのがアイアン型ユーティリティーとなります。

また、同じロフト角であっても、「フェースプログレション」と呼ばれている、シャフト軸線に対するフェース面の位置によって、ボールの打ち出し角度が違ってきます。

フェース面が一番前面に出ているフェアウェイウッドが一番ボールは上がりやすいということになり、次にウッド型ユーティリティー、一番フェース面が後退しているアイアン型ユーティリティーはボールの打ち出し角度が一番低いということになります。

まとめますと、4・5番アイアンの代わりに使うとすれば、7番や9番のフェアウェーウッド(ショートウッド)が一番ボールは上がりやすくてグリーンに止まりやすいわけです。

そして、ウッド型ユーティリティーは中弾道でフェアウェイウッドと比較してグリーンで止まりにくい特性を持ち、アイアン型ユーティリティーはヘッドスピードの速いゴルファーが低めに抑えた弾道で打つのに適したクラブということになります。

ユーティリティが中古でも増えだした

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アイアンセットから3、4番が抜けて、年を追うごとにニーズが増えているのがユーティリティークラブです。

今まではと同じように品薄のゴルフショップが多かったユーティリティクラブですが、ゴルフクラブの中でも信頼度が高まったためか最近やっと増え始めています。

とりわけ、セットから抜けた3、4番アイアンの代わりになるロフト角20度以上の番手も以前と比較すれば数が増えて見つけやすくなりました。

とは言え、増加しているといってもあくまでも中古市場全体の傾向で、ショップにたまたま立ち寄って欲しい機種、望みの番手がおいそれと見つかるほどではありません。

欲しいモデルが既に決まっている場合は、ネットで展開している中古ショップの在庫をチェックしてから取り寄せるのが無駄な時間を使わずに確実に入手できるでしょう。

7番ウッドを打ちやすくするポイント

さて、7番ウッドを打ちやすくするポイントについてもう少し考えてみましょう。

よほど合わないシャフトが装着されていれば別ですが、基本的にはシャフトの長さとロフトの関係はバランスがとれています。

そのため、振りにくさや打球の打ち上げにくさといったことはあり得ないということは以前に説明しました。

特徴的なのはヘッドの重心の高さです。フェアウェイウッドはロフトが寝ていることが影響して、ヘッドの重心からフェースに垂直方向に伸びるスイートスポットは、構造上高めになります。

ゴルフクラブでは、スイートスポットが低いほど地面のボールを打ちやすく、打ち上げやすいというやさしさが感じられますので、3番ウッドの場合は、間違いなく打ちやすくなります。

しかし、7番ウッドの場合は、あまり低重心にしていまうのは一考を要します。低重心にしすぎると、打球のスピン量が極端に減ってしまうリスクが伴うからです。

21°のロフト角では、スピン量はヘッドの「タテのギヤ効果」がかなり大きく影響してきます。

これは、スイートスポットより少し下に当たったほうが、スピン量は増える傾向が強まることを意味しています。

グリーンを狙う意味合いが3番よりも強い7番ウッドでは、この機能を低下させることは望ましくありません。

ラフで浮いているライを想定すれば、重心が低すぎるとスイートスポットやその上でヒットする可能性が増してきます。

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つまり、スピンのかからない高打ち出しの弾道を描いてしまって大きくオーバーするか、ドロップしてコロコロ転がるミスショットになる危険性があるということです。

グリーンに乗せる弾道としては、アイアンに近い形状のユーティリティはスピンで止め、フェアウェイウッドは高さで止めるという解説もありますが、実際はぞの反対です。

アイアン型ユーティリティはスピン量が増えにくい特性があるので、シャフトやヘッド重心を調整することで、弾道を高くすることがボールを止めやすくする機能を高めます。

逆にフェアウェイウッドの場合は、重心深度が深いために、高さは必然的に出やすくなります。

止めやすさのポイントは、それよりもランを抑えたり、ソフトランディングさせるために十分なスピン量をキープできているかという点になります。

ユーティリティクラブで注意したいポイントのひとつは、番手表示についてです。ユーティリティはどちらかと言えば新しいジャンルのゴルフクラブだけに、メーカーやモデルによって番手に差が出ることが珍しくありません。

具体的には、同じ#5と刻印された2社のユーティリティクラブがあるとしましょう。A社のクラブはロフト角が24度、一方のB杜のクラブのロフト角は19度、ということは実際によくあることなのです。

これは、メーカーが独自の番手表示をしているためであり、ひとつのモデルのラインナップ中での5番だという意味しか持たないわけです。

これからは、一般ゴルファーがカバーするのに手こずっている200ヤード前後の一般的にロングディスタンスと呼ばれるレンジでをやさしく打てるショートウッドやユーティリティクラブの需要がますます高まるでしょう。

そして、ゴルフクラブもどんどん進化していくことが十分に予想できることです。

そのやさしさの恩恵を受けるには、やはりほかの手持ちのクラブとの重さと長さの調和が取れていることがどうしても必要なことです。

そして自分にとって本当に必要な口フト角を知ったうえで、自分のクラブセッティングのなかで、もう一度チェックしてみることも必要なことになるでしょう。

フェアウェイウッドやユーティリティーは、慣れてしまえばもうロングアイアンに戻れないと言う声もよく耳にします。こうしたクラブを上手に活用することでスコアメイクは格段にやさしいものになる可能性があります。

但し、費用の面で中古品を探すとなると、その人気のせいで上手く見つけられないことも少なくないようです。


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ゴルフクラブ,ユーティリティー,フェアウェイウッド

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